一人一人に合わせたトレーニングができるようにサポートするのがパーソナルトレーニングです。
ですから、依頼された方の役に立ちたいと考えているパーソナルトレーナーであれば、トレーニングを始める前のカウンセリングを重視しています。そのカウンセリングの際に、表現の違いはあっても「トレーニングの目的」について聞かれた場合、どう答えたらよいかが今回の記事の内容です。
どれが伝えるべき大切な目的なのでしょうか?
目的と言われても、言葉に出てこない方もいるかもしれませんが、ほとんどの方は何らかの目的があり、そのためにパーソナルトレーナーを利用しようと検討されているはずです。
例えば、以下のAさんの場合はどうでしょうか?
- 筋力を向上したい
- 疲れると腰が痛くなるのを改善したい
- 趣味はゴルフ。年齢を重ねても飛距離を維持したい
「トレーニングの目的は?」と聞かれて1番に伝える必要があるのはどれでしょうか?
答えは!
趣味はゴルフ。年齢を重ねても飛距離を維持したい
3番の「趣味はゴルフを・・・」です。
これが1番に知りたいことです。
1と2のどちらも「トレーニングの目的」で間違いではありません。そしてこちらが大事ではと考える方もいるかもしれませんが、3番の為の1、2番だということが大切です。
そのため3番のような情報を教えてほしいのです。
「筋力を向上したい」は筋力トレーニングでできること
「筋力つけたい」は筋力トレーニングでできることに間違いはありません。だからこそカウンセリングの際に1番に教えて欲しいことではないのです。
「筋力を向上したい」理由は人それぞれ
今回の例のAさんであれば、
「趣味のゴルフで飛距離が落ちてきた」という、ことが「筋力を向上したい」理由になりますよね。
一口に「筋力を向上したい」と言っても、なぜそのように考え、思うようになったのかは、人それぞれの理由があると思いませんか?
趣味のスポーツであれば、「ゴルフ」、「山登り」、「スキー」、「草野球」、「テニス」、「スノーボード」、「マラソン」、「自動車レース」、「フットサル」、「バイク」、「ラグビー」・・・人の数だけ理由があると思います。
理由によって「筋力を向上したい」の中身も変わる
スポーツの種類により、体に求められる能力は違いがあるのは分かると思います。「筋力を向上したい」ための筋力トレーニングで実施する運動の種類も違ってくるであろうことは想像できるかと思います。
これはスポーツでなくても同じです。
「トレーニングで体を動かしたい」の場合
「トレーニングで体を動かしたい」というBさんがいます。
この情報だけだと、どのようにBさんのためのトレーニングを考えたら良いのか考えることができません。
それでも話を聞くと、以下のような話を聞くことができました。
- デスクワークで元々あまり動かなかった
- テレワークが増えてより動かなくなった
- 最近、腰痛や肩こりがひどくなった
- 歩く距離が減って、脚力も落ちている気がする
「トレーニングで体を動かしたい」と思われた、Bさんの背景が理解できて、パーソナルトレーナーは役に立つことができます。
Bさんの場合であれば、パーソナルトレーニングの際の運動以外に、デスクワークの合間にできるようなケアなどのアドバイスもできるかもしれません。
なぜ「筋力向上したい」、「筋力向上して」どうなりたいの「なぜ」や「なりたい」を教えてほしい
パーソナルトレーニングを検討されている際に色々な情報を目にしていることにより、いつの間にか探すきっかけとなった本来は1番の理由よりも、パーソナルトレーナーに話を合わせてか「筋力トレーニング」の話から始めてしまうのかもしれません。他には我慢してきた今の体の状況から脱したいという思いの高まりから「とにかく体を動かしたい」なのかもしれません。
それでも初めてお会いする方に教えていただいたいのは、
なぜ、「筋力向上をしたい」のか?
なぜ、「体を動かしたい」のか?
「なぜ」や「なりたい」をご自身の言葉で伝えてくれると嬉しいです。
名古屋市昭和区・瑞穂区桜山パーソナルトレーニングスタジオGlimSC
パーソナルトレーナー:オザワ