「股関節を使え」「肩甲骨を使え」「お腹を使え」・・・。
レベルに関係なくスポーツに取り組んでいると、コーチに言われたり、YouTubeなどで見たりしたことがあるのではないでしょうか?
使えと言われて使えるものなのか?
使えと言われたから使えるのであれば、ほとんどの人は悩むことはないはずです。
でも実際はそうではありませんよね?
そもそも、使えている人はコーチに言われないし本などを見ても納得して終わりだと思います。
「使えと」わざわざ言われる人はほぼ100%、どうしていいか分からない!
”使え”と言葉では簡単に表現できるけれど、どうしていいのか分からない人がほとんどです。
つまり「使えていない人に」使えと言うのは、単なる指摘で解決策ではないということです。
だから出来なくても、
「使えていない」と言われたあなたは悪くありません!
使えていないあなたは悪くないのは間違いありません。
使える様に教えて欲しいと主張して欲しいくらいです。
でも、なかなかそうはいかないケースずに使えてないと言われて困惑したり、調子を落としてしまうこともあるようです。
出来る様になりたいと思っていても、具体的にどうして良いのかが分からないのは辛いですよね。
止まるためにブレーキを使えと言われても、ブレーキを知らない、ブレーキが無いと
車で例えてみます。
車の操作方法を全く知らない人を動ている車に乗せて、止まってくださいと言われて止められるでしょうか?
どう操作すればよいのか知らない
足元にあるペダルの1つが止まるためにブレーキをかけるためだと知っていれば何の問題もなく止めることができますが、もし何も知らない人であればどうすることも出来ませんよね?
次に、止める方法はブレーキペダルを踏むと知っていても、車に自転車のブレーキ位の性能の物しか付いていなかったらどうなりますか?
やっぱり止まれませんよね!
知らない、性能が不足していると、使えと言われても使いようがない
操作の仕方と性能が十分にあるから、車は思ったとこで止まることができます。
操作の仕方が分からない、上手くない、性能が不足している、どちらの場合でも安全に思ったところで止まることはできませんよね?
ブレーキペダルはあって運転席からはブレーキがあると思っていても、実際にブレーキがなかったり、自転車用のブレーキが付いていたとしたら、ブレーキを使おうとブレーキペダルを一所懸命に踏み込んでも止まらないのではないでしょうか?
使える様に準備する機会がトレーニング
車であれば、「操作方法を学ぶ」と「効くブレーキを付ける」ですよね。
人間に話を戻して、同じ様に考えてみましょう。
「股関節・肩甲骨を動かす感覚・状態を感じる・覚える」
「股関節・肩甲骨を動くように準備する(筋力・可動域の向上)」
それらの準備をする機会がトレーニングです。
いざ、スポーツでいきなり使えと言われても準備が出来ていなければ出来ないのは当たり前だと思いませんか?
特に競技を教えるコーチの方や、お子さんに熱心な指導をする保護者の方に考えていただきたい内容でした。
名古屋市昭和区・瑞穂区桜山パーソナルトレーニングスタジオGlimSC
パーソナルトレーナー:オザワ