プロ野球の自主トレが始まりトレーニング風景が流れるようになると必ずあるのが、
そのトレーニングは???
- 自分もやってみたい
- 子供にやらせたい
- チームで取り入れたい
- プロ選手はやっぱりスゴイ!
- トレーニングの方法に疑問を持つ
などなど、有名な選手などがしていることは多くの人に色々な考えや影響を受けると思います。
ただ、上記のどのケースも「感じる・考える・思う」のは良いですが、オザワ個人としては影響を受け参考にする場合に考えてほしいことがあります。
有名な選手などがやっているトレーニングを見た時に必要なのは
例にあげた最初の3つ
自分でやってみたい!など
- 自分もやってみたい
- 子供にやらせたい
- チームで取り入れたい
この「気持ち・考え」は理解できます。
このような影響力があるのがプロの選手の価値でもあると思います。
ただ、自分、子供、チームいずれの場合も、ほぼ間違いなく現在の身体能力がプロと同じレベルにあることはないのではないでしょうか?
自分に”今”必要なことか?
プロ選手がやっていることであっても何のためにやっているのかご自身なりに考えてみると、プロ選手のやっていることが正しい、正しくないの問題以前に、自分、自分達が”今”優先してやることは何かを考えた方が良いと思います。
プロの選手がやっていることが、「目新しい・派手?」なものの場合ほど、プロの選手はその前にもっと基本的なことをやってきたと考えてみることも必要だと思いませんか?
トレーニングの方法に疑問を持つ、否定的な意見をみたら
プロの選手がやっている=「正しい」
とは、限らないということです。
特に競技とは別のトレーニングについては。
私が書かなくても多くの人は分かっていることだと思いますが、残念ながらプロ選手がやっていることが正しいと言える理由にはなりません。
特に自分が好きな選手、目標とする選手がやっていると判断が揺らぐこともあると思いますが、「正しい」と「自分に必要か」は、冷静に考えることが大切ですね。
特に、誰にとっても正しくないと考えられるトレーニングをしている動画があがると、私達のような運動指導者がSNSなどで悪い例として取り上げていることも少なくありません。もしそれがご自身の好きな選手のトレーニングに対してであった場合、好きな選手が悪口を言われているような気持ちになってしまうかもしれませんね。
運動指導者が否定や批判している対象は選手ではなく、多くの場合それを教えている運動指導者
多くの運動指導者が目を向けているのはその選手ではなく、その運動を選手に教えている指導者に対してです。時には引退した選手が正しくないことを言っている場合もありますが、この10年ほどの間に引退した選手であれば、自分が現役の時に運動指導者から教えられたことに影響を受けていると思います。
好きな選手のトレーニングに否定的な意見を見ても、腹を立てずにそのような視点から見ていただけると自分のトレーニングに対する知識や視野を広げることが出来ると思いますよ。
あくまで自分に必要か、プロの選手は競技のプロ
自分に今必要ななことか、プロの選手は競技のプロであってトレーニングについてはプロではないということを前提に考えましょう。1つ言えるのは十分に上手で強くて実績を残しているプロでも、もっと強くなろう・良くなろうと努力をしている点が、実は普通の人にはなかなか出来ることではないという点ではないでしょうか?