個人の事情に合わせたトレーニングが出来るようにサポートするのが、パーソナルトレーナーの役割です。
でもパーソナルトレーナー自身が、”個人の事情”の解釈を間違え、パーソナルトレーナーの役割を果たしていないと思われるケースがあります。
その日の気分に合わせてくれるパーソナルトレーニンング
その日の”体調に合わせて”内容を調整するのはパーソナルトレーナーとしては当然のことですが、”体調”ではなく”気分”に合わせてくれるとしたらどうですか?気分は体調によっても左右されるのは人間なら当然あることなので、体調からくる気分というのは今回の話では考えません。
”気分”=”やる気”に合わせて調整してくれるのは良いこと?
気分はやる気、モチベーションとして考えます。
その日のあなたのやる気に合わせてトレーニングを変えるのは良いことなのでしょうか?
その日のあなたのやる気に合わせて内容を変えてくれるのは良いパーソナルトレーナー?
その日のあなたの気分に合わせてトレーニングの内容を変えてくれるパーソナルトレーナーがいるとしたら、それは良いパーソナルトレーナーでしょうか?
それは無責任です
もし、何の工夫もせずにやる気に合わせてトレーニングの内容を変えてしまうのであれば、それはパーソナルトレーナーの役割を果たしていないと考えられます。
内容を変える前にパーソナルトレーナーがやれることがあります。
やる気が出るように助けるのも役割
内容を変えるのは最後です。
その前にパーソナルトレーナーはやる気がでるように導くことも役割です。安易に”表面的に寄り添って”内容を変えてしまうのは、一見優しいように思うかもしれませんが本来の役割を果たしていないと思いませんか?
出来るはずの内容を変えてしまうと誰も得をしない
体を動かす前から、受ける人の気分に従ってトレーニングの内容を変えていてはトレーニングとしての成果を得るのが難しくなります。結果的に、よりやる気が出ないという悪循環を生じる可能性を高めてしまいます。
そうなると、誰も得をしませんよね?
体を動かすと気分も変わる
そもそも体を動かすメリットの1つは気分が変わることです。
それを生かさない理由はありませんよね?
ウォーミングアップを調整し体を動かしていると、最初は体が重く感じていてやる気も上がらなかったとしても多くの人が体も動いてくると自然とやる気も出てくるものです。
優しく思える言葉をキチンと考えて使っているかがポイント
パーソナルトレーナーを選ぶ際に、このような優しく思える言葉をどのように使っているかが、専門的にみえることよりも一般の方が見分けるヒントが見つかると思います。
専門的なことは分からなかったとしても、ホームページやSNSでどこも何処も同じようにみえる内容の中での言葉の選び方に、パーソナルトレーナーやジムの考えが(何も考えていない)が表れていますよ。