トレーニングをして体は向上しているのに、スポーツや日常生活など実際に必要な場面であまり成果を感じていない時に考えられることは、2つのパターンが考えられます。
- 適切なトレーニングをし、能力は向上したはずなのに上手くいかない
- 目的に対して適切なトレーニングができなかった
今回は、1の”適切なトレーニングをし、能力は向上したはずなのに上手くいかない”パターンについて説明します。
トレーニングで向上した能力をまだ上手に使うことが出来ていない
適切なトレーニングをおこなって確かに体の能力は向上したのに、スポーツなどの動作につながっていない、感覚が合わないパターンです。
ポテンシャルは上がっているのに発揮出来ていない状態
ポテンシャルは上がっているのだから、それを使うことができれば今までよりも良くなるはずです。
使えないうちは感覚の変化に戸惑うことがあっても当然です。
体=道具が変わったと考える
道具による違いが大きいスポーツをしている人ほどイメージがしやすいと思いますが、体が変化をすればその取り扱いもそれに合わせて変える必要が出てきます。
車の運転で考えてみましょう。
車を運転しない人は自転車とかでもイメージはできると思います。
普通の自動車に乗っている人が、急にスポーツカーに乗り換えたとします。
(自転車ならママチャリからロードバイクや電動付きなど)
普通の自動車に乗っている時と同じようにアクセルを踏んだら予想以上に加速し、ブレーキを踏んだら予想以上に止まり、ハンドルは敏感でいつもより曲がってしまう。速く走る丈の性能は向上したはずなのに、結果的にいつもよりスムーズに運転が出来ずに下手になったように感じる。
色々な車を乗った経験がある人であれば直ぐに合わせることができると思いますが、はじめての人は性能を活かしてスムーズに走らせるために少しの慣れが必要です。
これはスポーツカーでなくても同じ、トラックやいつもより小さい車など、慣れ親しんだ車以外の乗ると経験の少ない人ほどその違いに戸惑うと思います。引越しや旅行先で借りたレンタカーでそのような経験をしたことがある人もいると思います。
向上した自分の体に慣れる、使うための練習が必要
乗り換えた車に慣れるのに時間が必要なのと同じで、体の能力が変化したらそれに慣れ、使うための練習とその時間が必要です。トレーニングで努力したのに報われていない気がして焦ってしまわずに、落ち着いて練習を続けることが大切です。
感覚が変わったとマイナスに評価すると
このような変化に対する経験やまた結果に対する焦りがあると、変化をマイナスに評価してしまいトレーニングをしたことも含めて失敗だったと諦めてしまう人もいるようです。
そうなってしまうと、色々なトレーニングなど試してどれも上手くいかないという負のスパイラルに入ってしまうかもしれません。
トレーニングをするなら感覚の変化はあるのが当然と考える
トレーニングで体を向上させると感覚の変化はあるのが当然と考え、それをモノにするまでの時間も込みで最初から考えることをオススメします。