スマホで簡単に動画を撮影出来るようになり、それを簡単に配信できるインスタやYouTubeなどのSNSがあることで、沢山の人がトレーニング関連の動画をあげるようになりました。
今回のテーマはその動画は誰のため?
動画の内容は自分自身の記録やモチベーションを保つなどあくまで自分の為だと想像出来るものから、他人を意識して”やってみて!”というスタンスの動画があります。
今回は後者の
他人を意識して”やってみて!”系の動画について考えます
他人を意識してやってみましょうという動画について考えてみます。
はじめに書いておきますが動画をあげている人への批判などではなく、対面での指導かオンラインなど動画を使っても、1対1のやり取りがあることを前提に運動の指導をしている私のような立場からすると、これらの運動の動画が本当に役に立つのかな?という疑問が常にあるからです。
運動の内容は適切であることが前提
動画の内容は適切であることが前提です。
今回の内容はあくまで一方通行の動画でどこまで出来るのだろうかがポイントです。
動画の”やってみて!”の対象となる人は
動画の対象となる人を私の想像で3つのグループに分けてみました。
- ジムでのトレーニングが趣味として自分でその方法を模索することが好きな方
- 運動を教えてもらうことより、自分がトレーニングするモチベーションをあげたい方
- 自分で簡単に出来て体の悩みの解決に役立ちそうな方法を探している方
1つ目のトレーニングを趣味として自分でその方法を模索することが好きな方
動画を参考にして上手くいかないことがあっても、自分でトライ&エラーを繰り返すことも含めて楽しまれていると考えられますし、何より動画を提供している方のファンになっていることが多いと思います。トレーニングを趣味として自分で模索する意欲と動画の理解の間違えた際に生じるリスクについて理解ができる方には役立っていると思うので良い関係ですよね。
家で出来る運動以上に負荷の高い運動を扱っているケースが多いこともあるので、動画の内容を適切に理解する過程でのトライ&エラーのエラーや自分の理解が間違っていると、そこには怪我のリスクがあることを承知しておきたいですね。
2つ目の運動を教えてもらうことより、自分が運動をするモチベーションをあげたい方
元気に運動を頑張っている姿を見て、私も頑張ろうというというモチベーションをあげてくれる動画です。
毎日のように更新されて、一緒にできそうな運動をやるのは家の中でも1人でやるよりも楽しいし飽きずに出来るなら役に立っていますね。
楽しく体を動かす機会としてのスポーツクラブのスタジオレッスンの雰囲気に近いのかと想像します。
3つ目”自分で簡単に出来て体の悩みの解決に役立ちそうな方法を探している方”は次回に
今回取り上げた2つのパターンは、安全面のリスクがないわけではありませんが、対象となると考えられる方達との関係性を考えると役に立っているのかと思いましたがどうでしょうか?
次回の記事で、3つ目のグループについて考えます。
このグループは今回書いた2つのグループが”運動”をしたい人達なのに対して、体の悩みを解決する手段を探しているなかでの運動です。このグループに必要なのは”適切に出来るか”の重要度が2つのグループと違うはずですが、その点から考えてみたいと思います。