トレーニングなどだけではないと思いますが「身体のゆがみ」とかそういった表現を聞いたり見たり、そして言われた経験はありませんか?今回はそうした言葉についての考えを。
「身体の歪み」のような言葉に考える2つのこと
2つ思うことがあります。
1つは「そもそも歪みってなに?」
もう1つは「なぜそんな感じ悪いこというのです?」
(友達どうしとかではなく、身体のことを仕事にしている人が使っている場合は特に。)
あたり前の状況を特別なものにしていないか
個人的には「身体が歪む」という表現は受け入れられない表現です。
そもそも「身体の歪みって?」
何をもって「身体の歪み」と言われいるのかが分かりません。骨盤がとかイロイロ書いてあったりするのを見たりもしますが、それって何なんでしょうか。もし骨の形がどうこうという話であるならば、その言葉を発する人が治せる種類のものなのでしょうか。
左右差など歪みとか言っているのか?
難しく考えなくても、スポーツだけでなく日常生活でも左右対称に動作をおこなうことってほとんどないですよね。だから、筋力、柔軟性に左右に差が生じ、その結果として左右で違うというのは当然ではないでしょうか。その結果として身体の見た目にも以下のようなことが生じることはあるかと思います。
- 腰が左右のどちらかが高く(低く、傾いて)いる
- 脚の長さが左右で違ってみえる
- 肩の高さ左右で違う
- 腕を挙げると左右で高さが違う
いろいろありますが、これらのことは特別なことではありません。
人を不安にさせる言葉を言ってなにがしたい
左右差などあるのが当たり前なのに「歪み」などと言い、結果的に人を不安にさせた上で、それを改善しましょう!って、それは違うのでは?!と思います。
あたり前なことを、なぜそんな感じの悪い表現でいうのか?
「歪み」という言葉はよい印象の言葉ではないと思います。そしてそれらは、特別なことではなかったりまします。頭では「歪み」のような話はないと思っている方ても、パーソナルトレーナーや治療など身体に関係した仕事をしている人に歪みとか言われたら不安になる方もみえるのではないでしょうか?
でもそういうことを言われると気になるけれどどうすればいいのか
左右差など恐らく歪みと言われていることが自分の身体にあると感じたり、誰かから言われても、それだけで不安になる必要はないということです。場合によっては、腰、肩、膝の調子が悪いなど、身体のどこかが調子が悪いかもしれません。そして、それは左右差が原因の1つと考えられる場合もあるかもしれませんが、考えたり悩むのは、左右差ではなく、シンプルに調子を改善するために何をしたらよいのかを考えればよいと思います。
まとめ
もしかしたら、使っている人は「筋肉」うんぬんなんて言うより、一般の方には「歪み」とか言ったほうが分かりやすいと思っているのかもしれません。オザワも専門的と考えられる話を分かりやすく話そうと、イメージなど例えで話をすることはあります。でも「歪み」のような言葉を使用し、それを言われた人が必要のない不安を感じるような言葉を使うのは疑問に思います。