GlimSCでできることに筋力トレーニングによる筋力の向上があります。その人の経験やその時点の柔軟性や筋力を考慮し、安全にトレーニングができるように考えてすすめさせていただいています。(ちなみに筋トレや筋力と柔軟性は相反するもののように思っている人もいるかもしれませんが、筋力トレーニングのやり方次第な面はありますが、そんなことはありません。)
ところでなぜ筋力を向上させたいのでしょうか?
筋力があるとよいことって何でしょう?
細かく書いたらイロイロあるかもいれませんが、普通に生活している人にとってのメリットは。
外力に抗することができる。
外力にとか書かれてもピンとこないかもしれませんね。ですが、地球上で生活するかぎり逃れられない力が重力です。具体的な例をあげてみましょう。
姿勢を保つだけでも筋力が必要。
日常生活で重力を意識することはないかもしれませんが、姿勢を保つだけでも重力との関係は切り離せません。そして加齢とともに衰えやすいのが、この姿勢を保つ役割を担っている筋肉群とも言われています。
転びそうになったときなど。
つまずいて転びそうに地面に倒れていくそのとき、もう一方の足を前に出すことができたとしても、そこで勢いのついた身体を止める力がなければ転んでしまうでしょう。手を出しても身体を支える力がなければ、顔をぶつけてしまうかもしれません。その勢いを止めるのに筋力が強いほうが有利なのはいうまでもないでしょう。
多少の柔軟性の足りなさも補ってくれるかも。
筋力が高いことで、多少の柔軟性の不足を補ってくれるケースもあるかもしれません。さきほども例にだしたつまづいて転びそうになり脚を前に出します。その状態で深く身体を降ろすことができれば、それだけ転びそうな勢いを吸収すると考えることもできますが、そもそも筋力のレベルが高いほうが、その深さを使いきる前に勢いを止めることが可能でしょう。転んで手をついてもギリギリの筋力では、顔を強く打たなくて済むかもしれませんが、筋力に余裕があれば、顔がもっと地面から遠い位置で勢いを止めることができるかもしれませんね。こういったケースの場合、あくまで私見ですが逆はイメージできないんですよね。柔軟性がどれだけあっても、勢いを止めるブレーキの役割は筋力と考えられるので。(柔軟性が不要というわけではありません。)
自分の身体の動きをコントロールするため。
姿勢や転びそうなとき身体の動きの速さを例に上げましたが、まとめると「身体の動きをコントロールする」そのための筋力の役割は大きいかと思います。
効率よく筋力を向上させるのが筋力トレーニング。
ときどき、「他の方法で筋力を向上させることはできないのか?」という質問を受けることがあります。もちろん、歩けば、歩いていなかった時よりも、何かスポーツを始めればそのスポーツに適応するための変化がおきると思います。ですが、トレーニングの価値は効率よく体力的な要素を向上させることです。スポーツをしながら、歩いて筋力をつけようとするよりも、効率よく筋力を向上させてることが可能です。
(話の流れで、歩くも書いていますが、歩けなかった人など例外はあるかもしれませんが、歩くという行為で筋力の向上は期待できません。)
まとめ
筋力を向上させたい。その手段として筋力トレーニングが有効なことは理解していても、まだまだ、ネガティブな印象を持たれる方も少なくないようです。よく耳のするのは「身体が重くなる。」その結果として「動きが遅くなる。」「怪我をしやすくなる。」「身体がかたくなる。」などでしょうか。GlimSCだけでなく、パーソナルトレーニングを検討されている方には関係のない話かもしれませんが、そういったことについても、あらためて書いてみたいと思います。