トレーニングは基本的にはアスリート(スポーツ選手)がおこなうものと考えられる方は、まだまだ少なくないと思います。でもトレーニングの話をするときには、何らかの基準となっているのではないでしょうか?
「アスリートみたいなことはできなくても、自分もそんなトレーニングをしてみたい」
そんなことって良くあると思います。
今回の記事では、「現役生活」をアスリートとそうではないこの記事を読んでいただいている普通の人を結びつけて書いてみました。
アスリートは現役生活を続けるぎりトレーニングも続ける
「アスリート」、「現役生活」、「トレーニング」の関係をあらわしてみました。
「アスリート」→「現役生活」→「トレーニングを続ける」
現役で「あるから」続ける。
現役で「あり続けるために」続ける。
いろんな考えはあっても、続けるのは半ば当たり前と考えてもよいかもしれません。
これは、アスリートと同じようなトレーニングをしてみたいと考える人も、この部分も真似?してよいところではないでしょうか?
「普通の人」→「現役生活」→「トレーニングを続ける」
普通の人の現役生活は短いようで長い
何をもって現役とするかという話はあるかと思いますが、
- 好きなスポーツを長く楽しむ
- 仕事をずっと続けられる
- 元気に趣味を楽しむ
- 体力の低下など身体的な理由で、やっていたことを辞めたくない
トレーニングをおこなう目的が、それらの活動を続けるために必要な身体能力を維持するために必要と考えるのであれば、トレーニングもそういった活動を続けたいと考える分だけ長くなるのではないでしょうか?最後は、生きている以上は現役という考えかたにもなるかと考えます。
最初から長いスパンで考えれば、色んな意味で楽なのでは?
長い期間で考えると、頻度や時間に無理がある状況を設定すると続けることが可能な人は減ってしまうと思います。あまりに無理トレーニングを始める前からあきらめてしまうでしょう。できない理想ではなく、できることを考えてイロイロ調整をしてみるとよいかと思います。
自分の意思以外の要因で継続が難しくなることは必ずある
例えば、こんなときどのように考えますか?
「仕事、家庭内の事情で忙しく時間を確保するのが困難になった」
- 中途半端にやっても意味がないからと完全に止めてしまう
- 頻度を減らしても続ける
大きく分けて、いずれかの選択ができるかと思います。
読んでいただいている、あなただったらどちらを選びますか?
忙しくて、時間をつくることが難しい期間の長さや、現在までにトレーニングをされていた期間や頻度によって違うかもしれませんね。
「現役生活」の間は続ける前提で、困難な期間をどうとらえるか
トレーニングは止めてしまうと、トレーニングに適応してあらわれた効果は少しずつ失われしまいまいます。ですから、まずそういうものと割り切って考えることが必要かと思います。その上で、その難しい期間にどのようにトレーニングを「する」「しない」かを考えるとよいかと思います。
「何かを」極力維持することをやってみる
トレーニングのレベルにもよりますので、何をもって維持できているのか、自分で簡単にできることの違いなどはあるかと思います。例えば、スタジオやジムでのトレーニングでは重りなどの器具を使っておこなっていた運動を、重りなしでもよいので、動きの確認レベルの回数と時間でよいので続けてみる。
トレーニングは止めてしまえば成果は失われるので、継続してトレーニングをされていた時にくらべれば筋力は低下するのは仕方がありません。ですから、復帰したときに扱える重さは当然減ると思います。ですが、運動じたいを忘れてしまわないように身体も頭も準備をしておくことは無駄ではないと考えます。重を以前より軽くすればおこなえるのであれば、元のレベルまで戻すことは、そうでない場合より楽かもしれません。
意味がないと言わずにやることも意味があるかも
忙しい日がつづいたある日、少しだけ時間ができた。その日はトレーニングに行くことも可能です。ここで、「月に1回」だけ行っても仕方がないと考えてもよいし、「感覚だけでも」とトレーニングに行くのもありでしょう。自分であれば、こういう忙しいときには行ったことだけでも意味があると考えます。
トレーニングの再開が可能になる日はたいていやってくる
良いこともあれば、悪いこともあるように、忙しくてトレーニングが出来ない期間ばかりではなく、少しは可能になる日はたいていの場合、訪れるのではないでしょうか。そんなときにすぐに再開できるかが、普通の人の「現役生活」を考えた場合にはポイントになると考えます。
完全に途切れさせないのは案外大切かも
その方の性格などにもよるかもしれませんが、行動を起こすときに1番大変なのは最初だと思います。0を1にする作業って何でもエネルギーがいると思います。そうしたときの負担という表現が適切かは分かりませんが、負担を減らすのではないでしょうか。
パーソナルトレーナーはそんなご相談にも
最後に、宣伝的な文章ですが、パーソナルトレーナーは1回のトレーニングの最中の運動だけに配慮しているわけではなく、ある期間のなかでその日、その週のトレーニングの役割を考えプログラムを作成しています。ですから、おこなうことが難しい期間というのも、そうした条件の1つだと考えています。そして長い期間で考えて、その方がトレーニングが少しでも役立つようなお手伝いをさせていただけたらと思います。
まとめ
パーソナルトレーナーも、どうしても効果があるように!というところに意識がいきます。それが存在意義でもあるので仕方がない部分はあります。でも、それがトレーニングに”親しん”でいただく機会を奪ってしまうかもしれないと考えもします。トレーニングの”楽しい”と思える部分も伝えるためには、考えなくてはいけないことかもしれません。