今回はGlimSCパーソナルトレーニングのポリシーについて書きます。
「流行に左右されない」
「最新だからではない」
興味をもっていただくための言葉
これはトレーニングに限らないと思います。商品やサービスを提供する側がこの2つの言葉がついたサービスを提供したほうが、受ける側の目につきやすいと考えていることが1番ではないでしょうか。トレーニングをされる方にメリットばかりとは必ずしも言えない場合でも、2つの言葉はトレーニングに関心をもっていただける力があるのかもしれません。
でも、車、携帯、パソコン、家電製品、など必ずしも新型が使いやすいわけではないという経験を誰でも1度はされたことがあるのではないでしょうか?
トレーニングだってこうした部分は同じと考えることができると思います。
実績があるということも大切なのでは
特定の誰かやグループが新しいことを考えたり、見つけた「最新」が興味を引くものであれば、それが「流行」となりひろがっていくのだと思います。でも、ここに不安なところがあります。「最新」を提供する側は、その優れた点などを証明するために研究の結果などを根拠としていたとしても、そういった場合の研究結果とは「最新」が正しいことありきでおこなわれていても(故意でなくても)、誰もそれを否定できません。
第3者がそれを検証するには時間が必要です
鳴り物入りで登場した新製品が、ユーザーから不評で消えていくことはよくありますよね。それが、ファションなど感性の問題で済ますことができるものであれば、その人が好きで選んだのであればかまわないと考えます。でも車が走らないとか、すぐにスマホがフリーズするとか、機能として問題が生じた場合は、いくら保証などがあったとしてもその負担をユーザーもしなくてはいけないですよね。(新製品の斬新さに惹かれ購入したのでファッションと同様にそれもまた楽しみの場合もあるかもしれませんが)
トレーニングは人の身体に影響を及ぼし、場合によってはその後の人生にも影響を与えます。もう少し慎重に考えてもよいと思いませんか?
あえて直ぐに取り入れない
「最新」と呼ばれるものを直ぐに取り入れて、お客様に提供することは素晴らしいことのような気もします。しかし、少しでも不安や理解できない材料があるときは、いったん距離をおいて考える必要があると思います。数年経って、「やっぱりあれは・・・」となっても、お客様がトレーニングを頑張った時間は戻ってきません。たとえ健康的な部分で大きなマイナスがなかったとしてもキツイことした時間はやっぱり戻ってきませんよね。
また、次ぎの理由から、あえて最新を急いで取り入れなくても、トレーニングの場合はデメリットは非常に少ないのでは?と考えています。
20年前の人間と今の人間の身体の構造は違うのか?
大きな違いはないと考えてよいのではないでしょうか。(もちろん脚が長くなったとか、若い子をみては思いますが)ということは、20年前に書かれたことであっても、それが多くの人に効果的と実証され、現在も否定する根拠のないものであればそれを古いものとし、最近こんな研究がありましたを新しいというだけで置き換えて考えるのは適切ではないと思いませんか。
原則は変わっていない
筋力トレーニングを考える上で必要な原則に変化はありません。「最新」をうたうものは、「最新」であることが1番の価値となり、過去との違いを生むために考えすぎて(これはそう感じるという個人的な感想です。)そういった原則から逸脱してしているケースがあるように感じています。
基本的なことを磨く
新しいことをすぐに取り入れたくなるのは、この部分を過小に認識していることが根本にあるのではないかと思います。そのことはスクワットや腕立ふせのようなこの記事を読んでいただいている方なら100%知っている運動でも適切なフォームでおこなえる人の少なさからも感じています。
間違った知識により、スクワットは膝や腰を痛め健康的な運動ではないと考える経験をされた結果、最新をうたう違う運動や器具などを試されたりしているとしたら、それはすごくもったいないことをされていると思います。
なぜならそれは「実績」があって「効果的」なものはすでに存在しているのに、その適切な方法を知らないために「最新」の言葉につられてそれ以外の運動を追いかけ続けていることにならないでしょうか。
実績があるから使用上の注意も分かっている
さきほども書いたように膝や腰を痛められる方がいますが、どのようにおこなえば安全で効率的に効果が得られるか分かっているのも実績がある運動の大きなメリットだと考えています。
「最新」「流行」を提供することが目的にならないように
GlimSCパーソナルトレーニングの思いは、「健康的に身体をつくるために必要なトレーニング」を提供することです。
新しいことを取り入れるから、進歩やときには楽しさも生まれると思います。ですがパーソナルトレーニングにそれを取り入れることが、お客様のためになるのかを常に優先して考えます。「最新」であることが提供の目的とならないように自らが気をつけるためにもポリシーとしています。