今回は、性別、年齢、に関わらず、関心のある運動3本に入ると思われる腹筋運動をとりあげてみます。
(今回とりあげる運動は、おおよそ下のような運動だと思ってください。)
なぜ腹筋運動?
大好き、もしくは関心が高いのは以下のような理由からでしょうか?
- お腹が出ていることを性別問わず気にされていて、この運動でお腹が凹むことを期待している
- 6パックと呼ばれる割れた腹筋をつくるには、これしかないと思っている
- 腰痛には、腹筋と背筋を鍛えたほうがよいと思って、この運動をおこなっている
- トレーニングといったら理屈ぬきで腹筋運動はかかせない
では、それぞれのケースに効果的であるのかを考えてみましょう。
この運動さえやればお腹がへこむと期待している
「ほぼ、ないです」
すいません。これは書かなくても分かっている方のほうが多いと思っていますがあえて書きます。淡い期待をいただいている方もいると思いますので書きますが、この運動を特別優先すべきとは思えません。
6パックと呼ばれる割れた腹筋をつくりには、これしかないと思っている
部分に特化した見た目の追及においてはすごく大切なのかもしれませんが、マストではないと思われます。
腰痛には、腹筋と背筋を鍛えたほうがよいと思って、この運動をおこなっている
腰痛にも色んな要因があります。この運動は効果ではなく、悪化する可能性もあります。ご自身の判断でおこなうことは避けたほうがよい運動です。
トレーニングといったら理屈ぬきで腹筋運動はかかせない
身体の不調や姿勢の問題がないのでしたら、趣味の領域なので何もありません。きっと腹筋運動以外もしっかりされていると思いますので。
このような感じです。
人気に実力がともなっていない
この腹筋運動にたいするオザワの個人的な感想です。
特に回数を沢山おこなわれている場合は、身体へのマイナス面が考えられ効果も微妙です。また、この運動の多くの人の目的であるお腹の見た目についても、この運動をおこなわなくても手に入るため必要を感じません。(くりかえしますが、美的な部分の追求を極限までもとめられている方には大切なのかもしれません)
ですからGlimSCパーソナルトレーニングでは、この運動は必ずおこなう運動ではありません。その理由を書きます。
身体によい影響があまり考えられないケースが多い
基本的に腰に対してあまりよい運動ではありません。もともと、日常生活では丸まることが多いのにここでも丸々ことにも意味はあまり感じません。特に、何百回とおこなっている方は、運動の方法を見直されたほうがよいかと思います。身体への負担などマイナスの面が増えると考えてよいと思っています。スタジオでおこなう際は、多くて10~15回程度がおこなえるくらいの強度になるように調整しています。
効率のよい運動ではない
この「腹筋運動」には申し訳ないのですがあまり効率のよい運動だと考えていません。50分~80分でおこなわれるパーソナルトレーニングに入れるのは、もったいない運動と考えています。そのためプログラムに必ずいれる運動ではありません。スタジオでの運動は、腹筋以外も必要な、なるべく使う筋肉の種類が多い運動を優先的に取入れています。身体の部位に特化した運動は、腹筋運動に限らず補助としていれることがほとんどです。
ご自身でおこなっている人も多いから
ご自身でおこなっている人も少なくありません。ですからスタジオでの種目として敢えておこなう必要がないと考える場合もあります。自宅でのやり方のアドバイスをさせていただくこともありますが、腰痛や姿勢への影響などが考えられるケースが少なくなく、この運動をやらないようアドバイスさせていただくこともあります。
まとめ
もし、この運動しか知らなかったのでおこなっていたというという方は、この運動を特別に続けるメリットも恐らくないと思います。あなたにあった他の運動をアドバイスさせていただきますよ。