スポーツ、トレーニングの界隈では時々話題になるテーマかと思いますが、今回はどちらが正しいとかではなく「ウェイトトレーニング否定派?」の人の気持ちについて想像してみました。
今回は「野球」で書いていありますが、そこは「ゴルフ」など他のスポーツに置き換えていただいても当てはまると思います。
スポーツは道具が変わると何かしら変わる!
多くのスポーツが何らかの道具を使います。そのため道具の影響を受けないスポーツはないと言い切ってもいいかもしれません。(格闘技系は詳しくないので分かりませんが)
体1つあればできそうな「マラソン・駅伝」では、数年前シューズが話題になり箱根駅伝の際によくTVでも取り上げられていましたし、10年以上前ではありますが、北京オリンピックの時に「競泳」で「レーザー・レーサー」という「水着」が話題になったことを覚えている方も少なくないと思います。
どちらも「道具」がスポーツに影響を与え、自分の脚で決められた距離を走る、プールで泳ぐという部分は変わっていなくても変わってしまった例です。
ところで道具という表現を使うと抵抗を感じる方もみえるかもしれませんが、人間の身体もスポーツの中では「道具」と捉えてみるとどうでしょうか?
プレーする人間(道具)の能力が変わればスポーツは変わる!
人間の身体能力が変わってもスポーツは変わります。
そしてその身体能力を向上させる手段の1つがウェイトトレーニングです。
つまり!
ウェイトトレーニングはスポーツを変える!要素なわけです。
そこは否定派の方も認めてくださっているということだと思います。
自分が好きな野球と変わってしまうから?!
ウェイトトレーニング否定派の方は、ウェイトトレーニングが嫌いというよりも、自分の好きだった野球と野球が変わってしまうことが、嫌なのではないでしょうか?「ウェイトトレーニング」に限らず、自分の好きな愛する野球を変えてしまいそうなものは全て嫌いなのかもしれません。
好きか、嫌いかの話に正義を持ち込むのは野暮ですよ・・
プロ野球の投手の球速は150km/hを超えるのが当たり前になってきましたが、80年代後半から00年代初めに活躍した星野投手(阪急-オリックス-阪神)のように130km/hの速球という投手も活躍できたほうが楽しいとか、そんな投手を見て野球が好きになったなど、こっちの方が好きというのが根底にあっての「ウェイトトレーニング否定派」の方の気持ちであれば、「ウェイトトレーニング」の是非という問題ではそもそもないですからね。
野球の指導などに全く関わっていない「ウェイトトレーニング否定派」の方であれば、まずはそれを踏まえて会話をすると不毛な議論をしなくてすむし、「ウェイトトレーニングの話」も聞いていただけるのではではないかと想像してみました。
ウェイトトレーニングには「傷害リスクの低下」という役割もあります。こちらは大好きな選手が怪我で休んだり、悩まないですむという面でスポーツを変えるはずですが、このメリットはまだまだ軽視されている気がしますし、そちらを知っていただく必要はあると、パーソナルトレーナーとしては考えますが、それはまた別の記事で。