要望に合わせたトレーニングを指導してくれるのが、パーソナルトレーニングではありますが、なんでも聞いてくれるのが良いパーソナルトレーナーかという話です。
要望にも種類があります。
- トレーニングの目的、目標について
- トレーニングの内容について
トレーニングの目的、目標についての要望をパーソナルトレーナーが聞くのは当然
これは当然です。
目的、目標のためのトレーニングを提案するのがパーソナルトレーナーの役割だからです。カウンセリングなどでお話しを聞いて、パーソナルトレーナーが自分の得意な分野でなかったり、その要望をかなえるトレーニングが提供できそうにない場合は、お断りをすることも必要です。
次は聞くことが必ずしもいいことではないケース
トレーニングの内容について、なんでも聞いてくれる
ここでのトレーニングの内容とは、「運動の種類、フォーム、回数」などをさします。
これをなんでも聞いていくれるのが、良いパーソナルトレーナーでしょうか?
これではトレーニングの内容もあなたに決めてもらっていることになりますね。
それで良いのでしょうか?
こうした場合、残念ながらトレーニングの目的、目標からは離れた内容になってしまうことが少なくないと思います。
トレーニングでは、どうしてもその方が苦手とする動きなどが出てくることがあります。
そうした場合はその課題にコツコツと取り組むしかない場合があります。そうした場合に「苦手で楽しくないから」と言ってその課題に取り組まなければ、最初のトレーニングの目的にも辿りつかないということは当然おきます。
もちろん「苦手で楽しくない」課題をクリアするために、課題に取り組みやすい工夫をし、避けたいという要望が出ないように、1人ひとりに合わせた工夫するのがパーソナルトレーナーの仕事ではありますが、利用する方が避けたいと言われても目的のために必要なことであれば、キチンと説明してくれるのが良いパーソナルトレーナーではないでしょうか?