パーソナルトレーニングのメリットでみかける、
その日の体調に合わせてトレーニングを調整!
こちらについて考えてみます。
このワードに惹かれるのはトレーニング経験が「無い・少ない」、体力に自信がない方と思います。
ですからそのような方に向けて書きますので、スポーツ選手などは参考になる記事ではないかもしれません。
また、本当に体調が悪ければ「トレーニングをお休み」されると思いますし、ウォーミングアップなどでパーソナルトレーナーからみて明らかに体調に問題があると考えられるケースは除きます。
その日の「気分に合わせてトレーニングを調整」になっていないか?
その日の体調ではなく、気分になっていませんか?
これだとトレーニングの内容をパーソナルトレーナーが決めているのではなく、受ける人が決めているのと同じことになってしまいますよね?
気分が乗らない時の優しい配慮のように思われる方もいるかもしれませんが、パーソナルトレーニングを利用する目的から考えると最終的には誰も得をしないような気がしませんか?
トレーニングの内容は4週前後のサイクルで、気分ではなく計画的に変更、調整をするのが基本です。
ウォーミングアップの調整はあっても、トレーニングの内容を変えるのは?
パーソナルトレーナーは運動をはじめる前に口頭での体調の確認だけではなく、顔色はウォーミングアップの段階でもいつもと体の動きの違いを観察しています。(しているはずです)
例えば、ウォーミングアップの段階で観察されるよくある違いがあります。
仕事終わりかお休みの日か?
- 1日中座りっぱなしのお仕事の後
- しっかり睡眠もとったお休みの日
ウォーミングアップの段階で、まるで体の動きが違うことは珍しくありません。
そのような場合は、ウォーミングアップの量や内容を少し調整しますが、メインのトレーニングの内容を予定より変える必要があることはほとんどありません。なぜかと言えば、お仕事などで座りっぱなしなど体を動かしていないからだるく感じたり、動かしにくくなっているだけで、極度の疲労、発熱、食事が取れないなどが、前回のトレーニングの間にない限り、そのような部分を配慮すれば十分で、メインのトレーニングの内容を変える必要がない場合がほとんどだからです。
気分は大切な要因ですが、変わりやすく変えることもできる
気分を「軽視、無視」するわけではなく、むしろ大切な要因だと考えています。ただそれと同時に、気分は体を動かすことでも変えられるとも考えています。
気分が乗らない時でも行ってみたら、いつもと同じくらいちゃんとトレーニングができるように助けるのがパーソナルトレーナーの役割だと考えますがどうでしょうか?