SNS、特にInstagramができてからは、多くの人がご自身のトレーニングの様子をあげているをみることができるようになりました。あげている方の目的は人それぞれかと思いますが、見る側も投稿を見て自分も頑張ろうと思う方もいれば、自分は全然できないし人に見せられるような自信もないと思う方など色々な方がいると思います。
ご自身のトレーニングの様子を上げている方を非難する記事ではありませんが、トレーニングの考え方として書いています。
ウエイトトレーニングに限らず、トレーニングは人に見せるためのものではない
パーソナルトレーナーなど、トレーニングを他人に指導をすることを仕事にしている人が自分の指導を知ってもらう手段として使用する以外はトレーニングは見せるためのものではないと思います。
見せる、見られるのはトレーニングの先にある場面
スポーツ選手がウエイトトレーニングや練習の様子をあげるのは、試合の時以外にその選手が何をしているのか知りたいというファンの興味に応えるものではあるかもしれませんが、そのように興味を持ってもらえるスポーツ選手はトレーニングではなくスポーツで活躍をしているからで、トレーニングありきではありません。
トレーニングはお風呂に入ったり、髭をそったり、化粧をしたり、食事、よく寝る、トイレにいくなどと同じ、人に見せる必要のない、本当に個人的な日常生活の習慣の1部です。そしてこれらの習慣は生活そのものを支えるための行動であり、その先にある仕事、趣味など色々な場面で活躍するための準備に過ぎません。
トレーニングは大切なことをかなえるための手段の1つ
多くの人にとってトレーニングはご自身の生活を充実させるための手段の1つです。
スポーツ選手にとって大切なのは、競技でチームやファンから期待されている成績をおさめることです。もちろん成績さえ良ければ他はどうでもいいというわけではありませんが、期待されている一定の成績以上でなければそもそも選手としては生き残れないでしょう。
多くの方もスポーツ選手ほどシビアで明確でなくてもそれは同じでしょう。
特にパーソナルトレーナーは自分もトレーニングをしていることは大切だと考えますが、大切なのは自分がトレーニングで何kg持ちあげるとかよりも、他の人に指導ができるかです。
自分の目的のために、トレーニングとよい距離感を保てるといいですね。