以前、知人に「仕入れがないからいいよね」と言われたことがあります。
世の中には色々なサービスを提供するお店がありますが、お店を開けている時間だけが中の人が働いている時間ではありません。仕入れ・仕込み・陳列など、お客さんが入ったら直ぐに提供できるように準備をしておく時間があるはずです。
でも、パーソナルトレーナーのような仕事はソレが分かり難いのかもしれません。
パーソナルトレーナーは商品、製品などのように手に取ることができないサービスを提供している
パーソナルトレーナーは、利用してくださる方に基本的にはリアルタイムで指導、補助、準備などをさせていただく仕事で、何か形のある商品などを提供する仕事ではありません。(オンラインの場合、補助、準備はしていませんし、動画ななどの教材を作れば別ですが)1回の指導時間が60分であれば、少なくともその60分間は仕事をしていることは分かりやすいと思います。そのような意味ではパーソナルトレーナーだけではなく、美容師、ネイル、エステなどもそうですし、医師や治療家などもそのような範疇にはいるかもしれません。
他の職業の方のことは分かりませんが、パーソナルトレーナーは指導以外の時間は仕事をしていないのでしょうか?
パーソナルトレーナーにも必要な「仕入れ・仕込み」の時間
パーソナルトレーニングの中で指導をさせていただいてる内容の全ては、他の方の仕事と同じで何らかの準備があったからできています。運動のプログラムもGlimSCの場合は、約4週の単位でベースとなるものを作成しておき、実際の指導の場で必要に応じて修正などをしています。
ベースとなるプログラムを作成する(仕込み)と、臨機応変に現場で利用・修正する(パーソナルトレーニング)から成り立っています。そしてそもそも、ベースとなるプログラムを作成することも臨機応変な対応ができるための知識を得るための準備(仕入れ)をしている必要があります。
単発ではじめての指導であったとしても、要望や悩みを聞き→確認→アドバイスという流れになりますが、そのアドバイスをするまでには、事前に知識や評価をする目がないとできませんが、それはパーソナルトレーナーになりたいと思っただけで身に付くものではないのも他の職業と同じだと思います。
知識もクサる(時に)
最後に「仕入れ」ということで言えば、1回仕入れたら終わりではないというのもあります。
確かに、食品のように比較的短い期間で売り切る必要があるようなものではありませんが、「ため込んだ知識がくされば・・・」という「ハイロウズの月光陽光」という歌の歌詞がありますが、パーソナルトレーナーにとっての仕入れで得た知識も、新しい発見などがあり常識とされていたことが間違いまでいかなくても、もっと良い方法が考えられるようになることもあったり、相手によっては別の方法が適切であることに気がつくこともあります。
オザワ個人の考えとしては、新商品というわけではありませんが、時に言ってることが変わることがあるののも当然かと思いますし、知識は物として腐ることが見えないからこそ「腐ってるかも?」という意識を常に持っていることも大切ではないかと考えています。
名古屋市昭和区・瑞穂区桜山パーソナルトレーニングスタジオGlimSC
パーソナルトレーナー:オザワ