早く成果をだそうとお客様以上に、パーソナルトレーナーが慌てても仕方がありません。そうしたことから気をつけているのが(特にトレーニングがはじめての方の場合)、できるだけその方が少し頑張ればできる内容からはじめることです。できるというので大切な1つが「運動を適切なフォームでできる」です。身体を動かすために来ていただいているので、なるべく沢山動いていただきたいのですが最初が肝心と考えています。そのような進め方をすると、このように感じたりすることがあるかも?という内容をいくつか書きたいと思います。
少し物足りなく感じることもあるかもしれません
自己流などで少しトレーニングをされていた方や、体力に自信のある方には、最初は少しもの足りなく感じるかもしれません。ただ、「適切なフォーム」を覚えていただき、それに応じて負荷は増やすので慌てないで欲しいところです。「適切なフォーム」を意識せずに進めてもある程度はできるかもしれませんし、「やった感」はあると思います。ですが、そのまま進めて向上が止まってから、「適切」を意識するほうが時間がもったいないと考えています。また、その「やった感」にあわせてしまうと、自己流でトレーニングしているのと変わらないと思いませんか?
たいしたことをした感じがしないのに、すごく疲れるかもしれません
最初と反対に、たいしたことをしたような気がしないのに、すごく疲れたり、翌日は筋肉痛かもしれません。多くの場合、疲れ方や筋肉痛そのものがスゴイというより、自分がおこなった運動の印象と(激しく動いたりしない)と、「疲労感などのギャップ」に戸惑われるようです。時には、体力のなさに少し自信をなくされてしまうかもしれませんが、ご自身ではできないと思われる内容を、決まった時間の中に入れておこなっています。ですから、たいしたことをしていないのではなく、あなたの身体にとっては、自分で運動されていたときにはなかった刺激があたえられているので、疲れて当然です。
知っている運動が別の運動のように感じることもあるかもしれません
スクワットや腕立伏せのような、よく知っていると思っている運動でも、その方が知っている運動とは違うこともあるかもしれません。でも、だからこそパーソナルトレーニングを受けてみようと思ったのではそのためではないでしょうか?スクワットをすると膝が痛くなると思っていたら、痛くならなかったり、何回もできると思っていた腕立伏せがキツクて全然できなかったり。そうした発見があるかと思います。
1つ1つの運動を適切に
トレーニングは、身体を動かすことで身体に変化をおこすためにおこなっています。最初にも書きましたが、運動が狙ったとおりの効果を発揮するためには、「適切におこなえる」ことが大切です。ですから、1つ1つ順番にできることを増やすという方法が、あれもこれもとおこなってしまうよりも、結果的に効率のよい方法だと考えています。お客様ができていると考えている運動も、1回見直しながら進めたほうがその後のトレーニングの効率が違ってきます。
まとめ
パーソナルトレーナーという第3者に頼むと、お客様と違う考えや視点でトレーニングがおこなわれることも多いと思います。それが、お客様のイメージと違うことがあっても、お客様には1番よいと思われる方法を提案させていだいています。