今回の記事を書こうと思ったきっかけは、先日体験トレーニングにみえた方がトレーニングを始める前に、
「(パーソナルトレーニングは)どこもだいたい同じですよね」
このように言われたからです。
これにはオザワは苦笑するしかなかったです。
でも実際に多くの方がそのような印象をお持ちかもしれませんね。
明確に線引きするのは難しいところもあるので仕方がない部分はあるのですが、少しだけ気にしてみれば自分の目的合いそうかどうかがある程度は分かると思います。そんなことを、何が良い悪いではなくパーソナルトレーナーの目から見てみたいと思います。
いくつかのポイントに分けてみてみましょう。
気にされる(気にしたほうが)よいと思われるポイント
大きくわけると、トレーニングの内容とそれ以外の情報になると思います。
トレーニングに関係する内容
- どんなパーソナルトレーナーがいるのか。
- トレーニングのどんな効果をメインとしてアピールしているのか(得意か)
トレーニング以外の内容
- 設備
- 料金
- 場所
- 営業時間
ざっくりですが、このくらいの項目は確認されるのではないでしょうか?
(実際には、必ずしもそうではないようなので今回の記事を書かせていただいているわけですが)
では、トレーニングの内容に関連するところから掘り下げてみましょう。
どんなパーソナルトレーナーが担当してくれるのか
- どんな経緯で現在にいたり活動をしているのか
- 資格の有無
この2点は気にされるとよいと思います。
どんな経緯を経て現在パーソナルトレーナーとして活動しているのかは参考になるかもしれません。
例えば、オザワの場合。
自分の腰のヘルニアがきっかけ。
痛みや怪我はあたり前ではない。
スポーツが好き。そのための身体を。
ですから、最初に自分のためにはじめたトレーニングと勉強もそれに役立つものです。
自分自身が怪我や身体の不調を経験し、治療の分野の勉強をされる方もいるかもしれませんが、オザワの場合そういった考えは全くありませんでした。
他のケースだと
- 自身のダイエット経験
- ボディビルダーにあこがれ→自分自身もコンテストに出場。(他のスポーツでも)
- 治療などが最初にありトレーニングの指導もされている
- スポーツ選手としての自分はダメだけど、それをサポートしたい
などが、比較的多いのかもしれません。
自分が好き、興味をもっている分野とお客様へ提供している内容は違うというケースもありますし、好きだから優れているわけではありませんが、そんな人を知る材料にはなるのではないでしょうか。
(例えば、選手として活躍された方が監督やコーチとしてはいまいちのようなケースと同様に)
パーソナルトレーナーの資格について
資格があるから優れているか否かではない思いますが、個人的には資格をもっていることは1つの目安となると思います。資格を取り維持をするためには個人的な経験だけではなく、客観的な視点からみた最低限の勉強をし続ける必要があります。そうしたことは、不特定の方を指導させていただくためにはあったほうがよいことだと思います。
また、国家資格などではなく、いろいろな団体がパーソナルトレーナーの認定という資格を発行しています。最近は、社内資格のようなものあるため、一応その業界側にいるオザワからみても良く分からないものになってきています。(こういうことって、最後は誰のためにもならないと思うんですけどね。)
ちなみにオザワの場合は、
NSCAという団体の2つの認定をうけています。
すこし説明させていただくと(説明はNSCAの名刺より抜粋)
・CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)
主にアスリートを対象に、傷害予防とパフォーマンス向上を目的として、安全で効果的なS&Cプログラムを提供する専門職です。
・NSCA-CPT(認定パーソナルトレーナー)
クライアントが求める健康増進や体力向上に関するニーズに合わせて、個別のアプローチを用いてマンツーマンで運動指導を行なう専門職です。
この説明をみると、ご自身のイメージとパーソナルトレーナーのイメージが違っているなんていうかたもみえるかもしれませんね?
次にこのような判断ができない以下のようなケースもあります。
パーソナルトレーナーの情報が何もない
お店の情報はあっても、そこにパーソナルトレーナーの情報がない場合は上に書いたような判断ができません。誰が責任をもって自分のトレーニングを担当してくれるのか分からないのは不安ではないでしょうか?実際に行ってみたら自分に合っていたという場合もあるかもしれませんが、自分だったらそのようなところにワザワザ行こうとは考えないですね。(費用などの問題もあるかと思いますが、多くの場合書けないのは理由があると思います。)
トレーニングのどんな効果をメインとしているか(得意か)
パーソナルトレーナーの部分と同じではあるのですが、複数のトレーナーが在籍しているスタジオの場合などは、こちらも気になる情報ですね。特徴をすごく絞って分かりやすくされているところもあれば、書けるだけ書いてるのでは?と思えるようなスタジオもあるかもしれません。
(後ほど書きますが、GlimSCもどちらかと言えば分かりやすくないのかもしれません。)
それでも、軽くでもながめてみれば何をそのスタジオがアピールしているかは分かると思いますよ。
あなたがやってみたいことが必要なことかは分からない
食事であれば、カレーが食べたくなったときはカレーが美味しい店に行きカレーを食べようでよいのかもしれません。でも、トレーニングの場合は、あなたがテレビで見た運動と同じような運動をしたいかもしれないけれど、必要なのはこんな運動では?という「おせっかいを焼くのもパーソナルトレーナーの仕事」ではないかと思うからです。
迷ったら気軽に問い合わせてみるのが1番
体験していただかないと分からない部分もありますし、ある程度の期間おこなってから分かることもあるので、初めてパーソナルトレーニングを探されている方の場合、読んでも分からなかったら、見学、カウンセリング、体験にいかれるのが1番よいのかと思います。
トレーニング以外の情報について
最後にトレーニング以外の情報については、ご自身の条件に当てはまればよいので、特に説明が必要な部分はないかと思います。自分の目的にあっていて、通いやすい条件がそろっているところがあればよいですね。
しいて言えば、定期的に通うことになる場所なので、特にトレーニングが習慣になっていないかたは、自宅の近くや通いやすい場所というのも大事かもしれません。
まとめ
最初に書いた方のようにパーソナルトレーニングを利用しようとされている方が、
「(パーソナルトレーニングは)どこもだいたい同じですよね」
と、考えられるのは、そもそもトレーニングって細かいことをイロイロ書いているけれどこのようなイメージくらいなのだと思います。
「身体を動かすだけ」
「重いものを持ち上げるだけ」
これについては適切なトレーニングというものがあるということを少しずつ知っていただけるように、まずは通っていただいている方に、よいものを提供するように頑張ります。
また、本来は少なくとも同じ団体の認定を受けているパーソナルトレーナーであれば、基本的な考えは統一されているべきで、よい意味で「どこも同じ」になるのは悪いことではないと思います。ですが、実際はそうではないのが現状です。(これはパーソナルトレーニングだけではなく、国家資格の仕事であっても同様なのかもしれませんが。)
記事として分かりやすいものになったか微妙なところですが、パーソナルトレーナー選びの参考になればと思います。