前回までは
パーソナルトレーナーと無理に話をする必要ないという記事
パーソナルトレーナーが話すことはこの2点という記事
今回は実際の流れを。
パーソナルトレーニング中の会話の流れ
受付→着替えが終わりトレーニングを始めます。
身体の調子について
身体の調子というと意味もいろいろにとれるので、少し掘り下げてみましょう。
- 前回のトレーニングの後の調子
- 当日の身体の調子
おおよそですが、前回と当日という過去と現在の身体の調子をうかがいます。
そしてそのそれぞれの内容は、
- トレーニング後の疲労感や筋肉痛の有無や程度など
- 慢性的な不調をお持ちの方には、身体の痛みなどの程度や有無
- 風邪や寝不足などの話
このような、身体の調子についての質問をさせていただきます。
これらはトレーニングの開始時の挨拶なようなものと考えていただければと思います。
運動のフォームや回数など運動の方法の説明
今からおこなっていただく運動についての説明です。初めて運動を指導させていただく場合や回数が浅いうちは、パーソナルトレーナーが実際にその運動を見本となるようにおこない、どのような運動か知っていただきます。そしてその運動をおこなうために意識をして欲しいポイントを順番に説明します。最後に回数などを伝えて、お客様に実際におこなっていただきます。
その様子を観察し、休憩時間を利用して次のセットや次回のトレーニングの際に、修正、意識を高めてほしいところを伝えます。お客様は、率直に感じたことや分からないこと、もし体に不調を感じた場合は遠慮なくパーソナルトレーナーに教えてください。
初めてパーソナルトレーニングを受けていただく方の場合は、この部分「運動の説明」にお時間をいただくことが多くなります。トレーニングを受けていただいている期間が長く、習熟度も高い方はフォームなどのポイントを覚えていただいていますので、基本的には少なくなります。
お客様とパーソナルトレーナーの間だけで意味が通じれば良いので言葉も短くなります。
最初のうちは肩甲骨の動きを伝えるのに以下のように説明したとします。
「肩甲骨をこのように(パーソナルトレーナーが自分の体も使って)下で寄せてください」
お客様が動きを理解されている関係になると
「肩甘いです。次のセットもう少し気にしてください。」
このように簡略化されることもあります。