薄着の季節になると、お腹や腕などが気になりはじめる、健康診断などで「少し痩せなさいと言われて」など理由はともあれ、多くの方が自分か他人に指摘されるかによらず、「痩せる」は多くの方が気にしたり、させられる機会があると思います。
個人的には、「とりあえずビール」と同じような感覚で「とりあえず痩せる」くらいに、とりあえず「痩せることが良いこと」のように思われているように感じることもありますが、本当に「とりあえず痩せる」ことが多くの方に利があることでしょうか?
この記事では、「痩せる=体重を減らす」という意味で考えてみました。
果たして体重を減らすことに、そんなに多くの人が関心を持つ必要があるのでしょうか?
問題は「お腹が出た、体重が増えた」か「腕、脚が細い、姿勢が悪い」なのか?
実はこの記事を書こうと思ったのは、オザワの知人(60代)が新型コロナの影響で出歩かなくなり、少し太ったから痩せなくてはと言うのを聞いてあらためて思うところがあったからです。
その知人(身長170cm弱、体重65kg)の体型は、
「お腹は出ているけれど、腕と脚は細く姿勢が良くない」
この情報で、あなたはこの知人は痩せた方が良いと思いますか?
本人は数年前を基準に5kg増えたことから「痩せる」を問題にしていましたが、客観的に見て「腕、脚の細さと姿勢」とどちらがより問題に思えますか?
「お腹が出た、体重が増えた」か「腕、脚が細い、姿勢が悪い」の解決方法は?
勝手にオザワが「痩せる(減量)」、「腕、脚の細さと姿勢」の2つに問題を分けましたが、それは解決ために重要な行動が違うからです。「痩せる」と「腕、脚の細さと姿勢」をそれぞれ問題だとし、解決するために1番必要なのは何でしょうか?
「痩せる(減量)に1番必要なのは「食事」
食事です。
運動が意味がないとまでは言いませんが、とにかく食事です。
それでは、
「腕、脚の細さと姿勢」には「運動」
運動と書きましたが、トレーニングも含めて運動です。
つまり解決方法が違うので、どちらにフォーカスするかを明確にしていることは重要です。
「食事」と「運動」どちらも気にすれば良いのでは?
これが正解のように考えられる方が多いと思いますが、本当にそうでしょうか?
少なくとも今回は、例にあげた知人にとって最善なのは「食事」と「運動」の両方でしょうか?
オザワはそのようには考えません。
問題は体重ではない=痩せることではない!
知人の問題は「痩せること」ではありません。
確かに本人の立場に立つと若い時より体重が増えただけではなく、お腹も出たことから「体重を減らす」ことを気にするのは理解はできますが、客観的に身長と体重の関係から考えると体重はさほど問題ないと思いませんか?
だから、「とりあえず食事を減らす」を考えなくても良いということです。
もちろん何を食べるかについては少し考える機会にしてもよいと思いますが、「減らす」について重要度は高くないだけで随分と負担は減るのではないでしょうか?
問題は「脚の細さと姿勢」!
腕や脚の細さは見た目ではありますが、筋肉量の減少と筋力の低下の表れでもあります。お腹が出ているのも姿勢を改善することである程度は改善できそうです。もちろん姿勢を保つために筋力の衰えも推測できます。
本人も動くことが少なくなり今があると認識しているのですから、この問題を解決するためにできることは何でしょうか?
体の機能の改善にはトレーニングを含めて運動
体の機能の改善に必要なのは、トレーニングだけではなく日常的に体を動かすことも含めて運動です。じっとしていて改善することはないでしょう。もちろん間違った方法でトレーニングをしてしまえば、改善どころか怪我をしてしまったり辛いだけということは起こりえますが、とにかく動かないことにはどうにもなりません。
何が問題なのか考え、それに適した対応を
以前より体重が増えたからといって、以前の体重が本当にベストなのでしょうか?
体重を気にしてきた方ほど、1度疑ってみてもよいと思います。
体重だけなく、体の機能や健康を考えた場合に何が適切なのかをその時々で考えることで、今のあなたに何が必要なのかが見えてくると思います。
名古屋市昭和区・瑞穂区桜山パーソナルトレーニングスタジオGlimSC
パーソナルトレーナー:オザワ