程度の差はあっても、過去にトレーニングや運動で体を傷めた経験はありませんか?ご自身ではそのような経験がなくても、「友達が、彼が」など「身近な人が傷めた」まで含めるとほとんどの方が経験があるかと思います。
そのような経験から、筋力トレーニングを始めてから何か体の調子が悪いと、まず最初にトレーニングに原因があると考えてしまう。もし当たり前のようにそう考えているのなら、本当にそうなのかもう1度考えてみませんか?
適切な方法で筋力トレーニングをしているか?
筋力トレーニングは、健康のために実施することが前提のトレーニングです。
ですから、怪我をしないような適切な方法で実施するのが本来の筋力トレーニングです。
「本来の」と書かざるを得ないのは、明かに怪我をする可能性が高いフォームを効いている、追い込んでいると勘違いして実施しているケースを見てきているからです。筋力トレーニングはあくまで他の人との競争するものではありませんし、健康のために実施するものです。ですから、筋力トレーニングで怪我をした経験がある方は何かが間違っていたと考え、その部分を改善することが1番です。
「怪我がつきもの」や「もうやめた」は、もったいないです!
筋力トレーニング以外の時間の過ごし方は?
筋力トレーニングを趣味として毎日しているような1部の方を除けば、ほとんどの方は週1〜3回程度のはずです。
1週間の時間に占める割合は、筋力トレーニング以外の時間がほとんどではないでしょうか?
以下のようなケースで考えてみましょう。
金曜日:筋トレ
土曜日:ゴルフとゴルフ場までの車の運転
日曜日:朝から腰の調子がなんとなく悪い・・・筋トレのせい?
筋力トレーニングの筋肉痛は、2日後位に強めにあってもおかしくはありません。
ただ、筋肉痛の残りと腰の調子の悪さが同じタイミングにやってきたためにそのように考えるのでしょうか?
腰の調子の悪さを、筋力トレーニングが原因と決める前にこれだけは言えないでしょうか?
「ゴルフと座りっぱなしの車の運転」は腰に負担をかけていませんか?
どうでしょうか?
スポーツは熱くなると、知らず知らずに少しの無理をします。
練習よりも本番はより力が入ってしまうことも良くも悪くも起きます。練習の時以上の負担をかけてはいないでしょうか?
ゴルフ場までの運転はどうでしょう。
帰り道に渋滞していて思ったより時間がかかったりするなどしていたら。少なくとも長時間の座りっぱなしにより腰に負担を感じるのは多くの方が経験をされているのではないでしょうか?
筋力トレーニングの短時間で刺激が強く、他は刺激が弱くて長時間
筋力トレーニングは刺激が強く、刺激を与えている時間は短いです。
それに対して、日常生活の体の使い方はトレーニングより刺激は弱いけれど、長時間や多くの回数を繰り返します。
そのためか日常生活の動作はなんとなく(特別なものではない)ので、そこに要因があると考えがにくいのかもしれません。そのため特別なことをしている筋力トレーニングに原因があると考えてしまっていませんか?
筋トレに本当に要因があるのであれば、筋トレをしている最中に既に違和感や痛みを感じていて、それでも無理をしている場合がほとんどだと思います。違和感を感じるのであれば、まずはその場でフォームを疑うべき中断した方がいいです。フォームに問題がなくても違和感を感じる場合は、日常生活の影響で既に体に不調があり、刺激の強い筋力トレーニングにより顕在化したと考えられませんか?
筋力トレーニングをしていて特に問題を感じていなかったのに、何かのタイミングで不調が生じた場合は、過去の経験から筋トレと決めつけずに、他の生活の中にも問題がなかったかも含めて考えてみるといいですよ。
名古屋市昭和区・瑞穂区桜山パーソナルトレーニングスタジオGlimSC
パーソナルトレーナー:オザワ