パーソナルトレーニングを利用したのに体を痛めてしまった。
残念なことではありますが、そのようなことも起こる可能性が”0”ではないのは事実です。
ただ、スポーツなどと比較してその可能性を限りなく”0”にすることは可能です。
今回は、体を痛めないためにパーソナルトレーニングを受けていただいる方に知っていただきたいことを書きます。
タイトル通り
筋力トレーニング中に「痛み・違和感」を感じたらパーソナルトレーナーに伝える
とにかく「痛み・違和感」を感じた場合は迷わずにパーソナルトレーナーに伝えてください。
もし、パーソナルトレーナーなどを利用しておらず、自分でトレーニングをされている方もまずはセットの途中でも中断しましょう。
そのまま続けて大きな問題が生じる前に1度立ち止まることが大切です。
筋力トレーニングは「痛み・違和感」と引き換えに効果を得るものではない
筋力トレーニングは「痛み・違和感」を感じる位に頑張らないと成果が得られないとイメージをされている方が少なくないようです。
でも、その前提でトレーニングを続けるのは間違いです。
適切なフォームの条件の1つは体を痛めないこと
「適切なフォーム、効果的なフォーム」というと、「どこに効く」ということに1番の関心がいくと思います。
もちろん、それも大切ですが「体を痛めない」ということも同じ位大切です。
大きな怪我でなかったとしても「体を痛める・痛める不安」があっては、トレーニングを続けること自体が嫌になるか、どこかで強度を上げることはできなくなり、トレーニングで成果よりも、怪我の心配というマイナス面が大きくなってしまいます。
パーソナルトレーナーがリスクを減らすためにできることは
適切なフォーム=目的の筋肉を使う、関節に優しい・・・
筋力トレーニングでのパーソナルトレーナーの大切な役割の1つは、
適切なフォームを伝える→できるように導く
まずは適切なフォームを見本をみてもらったり、言葉で伝えて知ってもらう。
次に出来るようにサポートしていくです。
そして、もう1つ大切なことがあります。
1回で適切なフォームでできるようになるとは限らない
パーソナルトレーナーがアドバイスをしたからと言って、1回目から適切なフォームでできるとは限りません。
ですから、まともなパーソナルトレーナーであれば最初からはできないことを前提に行うはずです。
そのために、よりリスクのない状況で適切なフォームでできるようになっていただく為に、強度や回数を低いところからはじめます。
適切なフォームという縛りがなければもっと重い重りでも挙げることができるとしても、まずは重い物を挙げることより適切なフォームでできることを優先するわけです。
適切なフォームでない、「目的の筋肉に効かない・怪我のリスクが高い」で重い物を持ち挙げてもトレーニングとしては、意味がないですから。
今回書いた内容はパーソナルトレーナーが対応することです。
その上でまず知って欲しいのは、
筋力トレーニングは「痛み・違和感」と引き換えに効果を得るものではない
です。
次回の以降の記事で、なぜ「痛み・違和感」を伝える必要があるのかについて書きます。