何かを始めるときに目標を立てる際、数字を使うことが多いと思います。
今回は、トレーニングをされる方が気にすることが多い数字を考えてみました。
パーソナルトレーニングを利用される方が気にされるであろう数字は
- 体重
- トレーニングで使用する重量
などは、目標などによく使われる数字だと思います。
数字の変化は分かりやすく他人とも共有しやすいので、目安や目標にしやすいですが、
自分が目安や目標にするために選んだ数字が、そもそも適切なのかは考える必要があると思いますよ。
「お腹が出ているから体重を減らしたい」は正しい?
「お腹が出ている」=「体重が多い」と考え、
「体重を減らす」=「お腹も凹む」を期待されているわけですね。
でも、実際は体重が関係ある人もいるし、関係ない人もいると思いませんか?
このような時は、自分のことではなく他の人を見ると理解しやすいですよ。
多くのスポーツ選手は、一般の人より体重は多いけれどお腹は出ていませんよね?
反対に、
腕や脚は細いのにお腹だけ出ている人もいますよね?
お腹が出ている人が体重を減らせばお腹は少しは凹むかもしれませんが必ずしも正解とは言えず、個人の事情によるということは分かるのではないでしょうか?
数字を気にする前に大事なこと
次はトレーニングで使用する重量を例にしてみます。
筋力トレーニングでは、少しずつ重量を増やしてくことは正しいのですが、それだけに意識が偏ってしまうことがよくあります。
その結果として、「トレーニングで怪我をする・怪我をしそうな怖さと戦う」ようになり、何のためにトレーニングをしているのか分からなくなってしまいます。
こうしたケースの場合は、「適切なフォームでできない」ことが殆どです。
- 適切なフォームを覚える前に、どんどん重量増やした
- 適切なフォームで出来ているつもりでいたが、重量を増やすにつれ少しずつ崩れた
いずれにしろ、数字に拘り過ぎた結果です。
このような場合に必要なのは、まずフォームを見直すことです。
修正すると扱える重量が一時的に50kgから40kgに下がってしまうことがほとんどです。
でもそれが問題でしょうか?
あらためて地道におこなっていけば、少しずつ以前の重さに近づくでしょう。そして重量を増やしても身体の不調に悩まされなくなれば、結果的に多くの場合自分のベストを更新できるでしょう。
数字を目安として利用する
上手に使えば客観的な目安になります。
自分の行動がどう反映されているのかをある程度あらわしてくれるでしょう。
例えば、先週まで数週連続で10回できた運動が、寝不足でトレーニングをしたら8回しかできなかった。
そういうことがあれば、睡眠時間の大切さを身をもって知る機会になるし、せっかくトレーニングをするなら可能な部分はコントロールしてよい体調で臨もうとすることが正しい数字の使い方ではないでしょうか?