先日、パーソナルトレーニングの指導中に会員の方から聞いた知人の方のトレーニングの話です。
その知人の方は、こんなことを話していたそうです。
トレーニングの翌日の酷い筋肉痛は苦痛で嫌い、でも仕方なく体のために頑張っている
パーソナルトレーニングを受けると翌日から酷い筋肉痛で体が痛い |
↓ ↓ ↓ |
だからトレーニングは嫌い |
↓ ↓ ↓ |
だけどトレーニングはそんなものと諦めて、体のために頑張っている |
あなた自身や周りにも、この知人の方のような状況の方はいませんか?
今後トレーニングを続けていけるか心配・・・
今はトレーニングを続けられている人でも、歳を重ねるとこの苦痛に耐えて続けられる自信がないと考えている方も少なくないと思います。
でも、そんな方は安心してください!
トレーニングは”そんなもの”ではないからです。
安心してください!毎回酷い筋肉痛は必要ない
トレーニングの翌日以降に毎回酷い筋肉痛がある場合、トレーニングの方法に間違いがあるはずです。
(週1回以上の頻度で習慣的にトレーニングをされているケースです)
トレーニングの方法が適切ではない!
パーソナルトレーニングなので悪いのはあなたではなく、あなたのパーソナルトレーナーです。
ちゃんとおかしいと伝えるべきです。
下手という表現は雑過ぎるのでもう少し具体的に書くと、少なくとも以下のような問題がある可能性が高いです。
- トレーニングの内容が毎回極端に違う
- 負荷が高すぎる
1.トレーニングの内容が毎回極端に違う
利用していただく方が”飽きないように”という”善意?”からそのような内容にしている可能性もありますが、筋力トレーニングの考え方として適切ではありません。(有酸素でもトレーニングとして行うのであれば同様です)
筋力トレーニングは少しずつ負荷を調整して行うことが大前提です。
毎回違う運動では、そもそも適切なフォームでおこなうことはほぼ不可能なはずです。そして運動が毎回違うと基準となるというもの負荷が分かりません。わからなければ負荷の調整も出来ないですよね。トレーニングに詳しくなくても実際に運動をしたことがある方であれば理解していただけるのではないでしょうか。
2.負荷が高過ぎる
必要十分以上の強度・量で行っている可能性が高いです。当然ながら適切なフォームでおこなうことが難しく、余計なところにも力が入り、翌日は全身筋肉痛のようなことがあっても不思議ではありません。
この2つの問題は、筋肉痛を含めた疲労だけではありません。
怪我のリスクが高い状況
適切なフォームで行うことが難しい状況であるだけではなく、そこに過剰な負荷をかけているので怪我のリスクが高い状況にあると考えて欲しいです。
精神的に続かなくなる前に、体を痛めてしまう可能性も高いと理解してください。
筋肉痛は、トレーニングの成果と比例しない
ここまで書いても、筋肉痛がないとトレーニングの成果がないような気がしている方もいると思います。
ですがそもそも、筋肉痛の酷さとトレーニングの成果は比例しません。
筋肉痛があったから効果的なトレーニングが出来たわけではない
筋肉痛の有無や程度で、効果的なトレーニングが出来たかを評価することもできません。特に週1以上のペースで継続的にトレーニングをしている方が毎回が酷い筋肉痛の場合は、何らかの「無駄・無理」など適切でないことを行っている可能性の方が高いですよ。