ジムやスタジオと名前がつく体を動かすほぼ全ての施設に、全身が映る鏡があると思います。
GlimSCでも鏡は用意していますが、あえて使わないこともあります。
今回はそんな鏡についての話です。
そもそも何のために鏡があるのでしょうか?
自分の姿を確認するためにあるはずです。
運動の時ですから、フォームという表現の方が適切かもしれません。
トレーニングだけではなく、ゴルフなどスポーツでも自分のフォームを確認したくて鏡を使ったことがある人は多いのではないでしょうか?
でも、トレーニングに限らずスポーツなどのフォームを確認するために鏡を使うのは、必ずしも有益ではないかもしれないと考えたことはありますか?
鏡を見るために視線が本来あるべきところではなくなる
トレーニングならスクワットをしている自分の姿を確認するために自分の横に鏡が位置するようにして、しゃがんだ姿を確認する。スポーツだとゴルフのフォームを確認しよう鏡をみる。
スクワットを横から確認のために鏡を使うイメージ |
鏡を使うと、確認したい「運動の種類、正面か横か」などによって違いはあっても、本来の視線とは違う位置にある鏡を見ることになりますよね?(ゴルフならほとんどのタイミングで本来はボールをみているはずですよね?)
視線を変えると姿勢(フォーム)も変わる
視線を本来の位置ではなく鏡に向けること大きな問題がおきます。
それはフォームも変わってしまうことです。それも無意識のうちに。
フォームを確認するために鏡をみたことで、肝心なフォームが変わってしまうなら、何のために鏡で確認するのか分からなくなってしまいませんか?
特に鏡で確認しながら動くのは、全くオススメしません。
鏡を使う場合におきることを理解して
とはいえ、鏡は全く使えないわけではありません。
動きながらは全くオススメできませんが、
全体の動きをする前にピンポイントで体の位置を確認するとか、動作を安定させるために目印になる部分に視線をおく等の工夫として使える場面もあります。
まとめ
フォームの確認のためには動画を撮ることが最善です。
ただ、環境によっては撮影ができないこともあると思います。そんな時に鏡を使う場合は、視線を変えるとフォームも変わることを理解した上で使用しましょう。
そして視覚以外の感覚をもっと使いましょう。
例えば、スクワットやゴルフのスイングでも重心の位置を足の裏で感じる。そのような感覚を練習の時から意識することの方が実際には役立つはずですよ。