あなたはトレーニングでおこなう運動の名前をいくつ位知っていますか?
腕立伏せ、スクワット、懸垂、このくらいは、これからトレーニングをはじめてみようとご検討されているかたでも、ほとんどの方が知っているのではないでしょうか?そしてその運動の細かい点などは自信がなくても、その人なりにどんな動きの運動かのイメージがあると思います。
今回は、そうした運動の名前とその内容について、パーソナルトレーニングを受けるときなどの参考になればと思います。
同じ名前の運動でもフォームは人によって違うかもしれない
ある運動について話をしている2人がいます。でも、こんなことから話が噛み合わないかもしれません。
スクワットで膝が痛くなる人、ならない人
今回もスクワットを例に書いてみます。
AさんとBさん、どちらも何もしなければ膝が気になることはありません。
ですがAさんはスクワットをしても膝が痛くならず、Bさんはスクワットをすると膝が痛んだり調子が悪くなります。
この2人がスクワットについて、お互いがおこなっている姿を見ることができるジムではなく、お酒でも飲みながら話をしたとしましょう。
その場合話は噛み合わず、スクワットのことを話しても同じ運動としての感想を共有できることはあまりないかもしれません。
「運動の種類は人によって向いている向いてないがある」
このようなマトメで話が終わるかもしれませんね。
スクワットのように多くの人が名前となんとなくやり方を知っている考えている運動ですと、人と自分のフォームが違うとかと深掘りすることなく話をされることも多いと思います。
このサイトを以前から読んでいただいている方であれば、このAさんとBさんのケースの問題は想像できますよね。
AさんとBさんのスクワットのフォームはきっと違う
Bさんのスクワットは適切なフォームではないことが原因で膝に不要な負担をかけていることが推測できます。この2人がジムなどでお互いのフォームを確認しあえば、何が原因か分からないまでも、お互いのフォームに違いがあるということには気がつくかもしれません。でもそうでない環境だと膝が痛くならないAさんは想像はできても、Bさんのフォームが悪いのでは?とはなかなか言えないかもしれないですよね。
痛みがなくても同じとは限らない
この場合のBさんは、痛みが生じるという分かりやすいケースです。ですから、スクワットを適切におこなえば痛みを生じるような運動ではないことを確信をもって知っている人であれば、Bさんのフォームに何か適切ではないところがあるのではないかと見る前から想像ができるかと思います。
同じかどうかは、見た目だけではなく考え方が大切
フォームが同じかどうかを身体の1部を基準にして考えるのは、多くの人に分かりやすいようで実は人によってはしなくてよい苦労などをしなくてはいけなくなるかもしれません。なぜなら、身体の腕や脚の長さのバランスが違うことに影響をうけるため、自分がやりやすい基準をそのまま他の人に当てはめても上手くいかないかもしれません。例えばスクワットの場合は膝をつま先より前に出さないとかです。
それよりも、なぜそのようなフォームがよいのか考え、それに沿ったその人が可能なフォームがベストとなります。(つまり、場合によっては何か条件を変えてあげないとできないもありえるということです。)
このあたりは、パーソナルトレーナーなど運動を指導する側の人間が考えることなので、これを読まれている方には必要がないかもしれません。
では、パーソナルトレーニングを受けられる際には何をきをつけたらよいのでしょうか。
聞いたことがある運動でも本当に同じかちゃんと確認しましょう
運動の名前は同じでも、あなたが知っているその運動のフォームは違う場合があります。
目の前のパーソナルトレーナーが自分の知っている運動と同じかを見てみましょう。もちろん見ても違いが分からない場合もあると思います。次ぎは、パーソナルトレーナーが言うとおりにおこなってみましょう。もしかしたら上手くできないかもしれません。また、同じようにおこなったつもりでも、修正されるかもしれません。
違うところを指摘されて、すぐにできなくても気にしない
自分ではできていると思っていて、体の違和感などを感じていない場合は、なんでこんな面倒なやり方をと思われることもあるかもしれません。でもここは少し頑張る、もしくは我慢が必要になるところです。なぜなら、その方がおこなったことがない動きをしなくてはいけないので、非常にやり難くなかなか言われたとおりにできなくても仕方がありません。でもパーソナルトレーナーの指示が適切で、あなたが気にしておこなえば完璧でなくてもできると思います。
これは、体力に自身がある人ほど苦痛かもしれませんが、少し頑張ればできることなので頑張りどころですね。
(案外、トレーニングの経験やスポーツをしていない方ができたりします。)
他のパーソナルトレーナーなどに教えてもらったことと違う場合
こういったこともあると思います。
この場合はどちらが正解とは言えない場合もあります。また個別の例は書ききれないので、こうした場面にあった場合にどうしたらよいかを書きたいと思います。
(もちろん、あきらかに違う場合もありますが。)
遠慮せず「なぜ?」その方法なのか聞いてみましょう
トレーニングの方法にどれだけ関心があるかにもよりますが、以前のフォームと違うことに違和感や疑問があるのであれば、遠慮せずに質問してみましょう。パーソナルトレーナーと議論をする必要はないので、「なぜその方法?」とシンプルに聞いていただけるとよいかと思います。そうした場合、そのパーソナルトレーナーはなぜそのような方法なのかを説明してくれるハズです。もし
ここからは、オザワの場合として読んでください。
以前のやり方については、分かる場合もあるし、分からない場合もあります。
特に、「なぜ違うか?」という質問には答えようがありません。
おおよその想像はついても、以前どういったやりとりをされていたか、そしてその方がどれだけ理解されておこなわれていたかなど分かりません。場合によっては他のパーソナルトレーナーを否定するようにとれる発言もできません。またそれをベースに自分のほうがよいということも言えません。
そもそも、オザワがベストと考える方法を提供し、それを伝えるための説明やデモをしているので、オザワがなぜそう考えてその方法をとっているのかの説明だけができるということです。
「違う」と言われてもどうしようないんですよね。仮にそうした質問をされた場合に、「じゃあ以前の方法でやりましょう。」とあっさり言われたら、そのパーソナルトレーナーは何を基準に指導をしているのか、何だか分からなくなりますよね。
まとめ
同じ運動で名前を呼んでも人によってフォームはいろいろあるという話でした。
最後のパーソナルトレーナーのケースは、「同じにしろよ!」ということを思われるかもしれません。確かに同じであるべき部分もありますが、そうでなくてもよい部分もあります。また、どちらも間違っていなくても、目的によってどちらのほうがベターいう場合など。
GlimSCのオザワの場合は、その方にベストと思える方法をあくまでを伝えています。
パーソナルトレーニングスタジオGlimSC パーソナルトレーナー 小澤
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