パーソナルトレーニングに限定した話ではなく、トレーニングは継続しておこなうことで多くの人にとってより価値があるモノになると思います。ですから続けられないほど頑張らないこともある意味大切です。身体を動かすまえに、気持ちが疲れてしまってはトレーニングを続けることが難しくなるのではないでしょうか。
「しなければならない」に振り回されない
トレーニングの方法には理想的とされる週当たりの頻度、1回当りに必要な時間、他の運動との前後の組み合わせなどがあります。理想を知るとこは良いことですが、それが「しなければならない」にならないのような強迫的な考えになってはいないでしょうか。あなたが仕事やいろいろの予定のなかにトレーニングを入れようとしたときに、細かく考えると全てを理想的におこなうのは難しいはずです。最初のうちは無理をして何とかなるかもしれませんが、数ヶ月、年という単位となるとより難しくなるのではないでしょうか。
頑張る必要があることはできるだけ少ないほうがいい
色々な情報が手に入るため、「あれもこれも」と頑張らなくてはと考えてしまうかもしれませんが、そのなかで「今のあなた」に必要なことはそう多くはないはずです。トレーニングでおこなう運動は少しずつ強度や難易度を上げるなどの変化をさせる必要がありますが、運動以外にもそうした考えでおこなってみてはどうでしょうか。
優先順位を適切につける
トレーニングをはじめたばかりの人にとって1番大切なのは、とにかくトレーニングを一定の頻度でおこなうことです。細かいことに囚われ過ぎて、「今週は1回もできなかった」というのを避けてほしいです。
最初に決めたとおりにできないことを気にするよりも今できることを
週2回はトレーニングをしようと計画しても、はじめてみたら毎週2回はなかなか難しいということがあるかもしれません。そうした場合、2回おこなえないから価値がないと考えるのではなく、忙しいときは1回と割り切りその1回を集中しいかに効率よくおこなうかにおこ気持ちを切り替えてみてはいかがでしょうか。
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計画や目標を見直す
実際にはじめてから計画どおりにできないのであれば計画そのものを見直せばよいかと思います。ずっと計画とおりに出来ていないことを気にしながらおこなうのもエネルギーのムダ使いです。もちろん、計画通りにできない要因を変えることができるのであれば、そちらを見直してみてもよいでしょう。
やる気があるとかないとか考えない。とにかく行ってみる
自宅ではなく、トレーニングに出かけるというのはメリハリという意味でもよいことだと思います。面倒に思ってしまう日も当然あるでしょう。でもそんな日もとりあえずトレーニングに行くというのは大切です。本当に体調が悪いのではない限り、スタジオやジムに行ってしまえば案外できてしまうものです。パーソナルトレーニングであれば、運動の内容などについても悩む必要もなく、スタジオまで行ってしまえば「あとはトレーニングをするだけ」です。(そう簡単に言われてもという気持ちも分かりますし、ある程度継続されている方の場合は時々敢えて休むという選択も必要な場合もあるかと思います)
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他の人の情報はひとまず置いておく
トレーニングをはじめて、そのことを周囲の人が知るといろいろなことを教えてくれたり、言われたすることも少なくないと思います。
- 「やっぱり有酸素運動が」
- 「筋肉痛にならないと」
- 「週にX回じゃだめ」
- 「自分は毎日腹筋を100回やってるから同じくらいやらなければダメ」
- 「食事の前に(後に)したほうが」
- 「身体壊さないように」
あなたが、最初に計画したことを否定するような内容もあるかもしれません。分かっていて妥協した内容もあるかもしれません。正しい情報だけでなく間違った情報もあるでしょう。また、正しくてもあなたには価値がなかったり、現実的ではない内容もあると思います。
トレーニングの時間以外にトレーニングのことは考えない
トレーニングをはじめたとたんに情報に敏感になり、自分がおこなっていることに不安を感じたりする場合もあるかもしれません。また、ジムなどにいかない日にも何かをやったほうがいいのではと思いついたときに腹筋運動をするかもしれません。そうしたことは悪いことでもありませんが、それよりも決まった日にきちんとトレーニングをされることを優先されたほうがよいと思います。
先ほども書きましたが、パーソナルトレーニングを利用されている場合は、そうした面倒な部分は全てパーソナルトレーナーが考えているので、もったいないことをしていると考えることもできますよ。
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まとめ
いろいろ考えすぎたり、理想(ときには間違いを含む)にとらわれて、何もできないというのが1番残念なことです。「しなければならない」に振り回されず、自分が少し頑張ればできることを確実におこなうことが大切だと思います。