例えば、スポーツ選手なら試合が少ない・ない時期が明確にある競技であればそのような時期に競技練習以外のトレーニングに集中的に時間をかけて強化を図ることは良いことだと思います。しかし、シーズン中に継続的に体力を維持・向上するためにも、通年でおこなはないと「その頑張りももったいない!」と考えています。これは、スポーツ選手に限った話ではなく、体力を向上し趣味や健康のためにトレーニングをされてるスポーツ選手以外の方にも言えることです。
1年通しておこなわないと集中的に頑張ったことも役に立たない
トレーニングをより価値のあるものにするためには計画が大切です。期間の長さや、どのくらいの区切りで考えるのかは人さまざまです。ですが、1つだけ共通して言えることがあります。
「時間がとれない時期こそどのようにおこなうか」
「時間がある」その期間を有効に使おうために、トレーニングを頑張ることだけでも何もしない人に比べればよいと考える方もいるかもしれません。確かにトレーニングをおこなうという「気持ち」は素晴らしいと思いますが、効果や割にあうかという効率の視点からみるとそうは言えません。
「トレーニングを頑張った、俺(私)」
トレーニングをおこなうことが、自己満足など心を満たすものであり、少し成果らしいものが出れば良いのでいのであればそれでよいかと思います。
「毎年」同じことをしている、言っていませんか?
少し頑張って満足しても、また同じ時期になると「今年は!」と同じことを言ってませんか?そして、身体は昨年と同じではなくスタートラインは下がっているケースすらあるのではないでしょうか。このようなことを繰り返している方をみると、短期的に集中しておこなったことなど何もしてないのと同じでは?というのが率直な考えです。
トレーニングは制約があるときにも「どれだけ」「どのように」おこなうか
トレーニングを生活の1部に取り入れ身体的に向上したいのであれば、時間があるときにおこなうのは当り前と言ってよいかと思います。
差がつくのは忙しいときです。
- 「どれだけ」=「量」
- 「どのように」=「質」
時間がないから何を優先しなければならないかが問われる
あくまで個人的な経験からですが、短期集中でどうにかしようと考える人ほど「あれも」「これも」とイロイロ考えられる方が少なくないように思います。イロイロやらなくてとやることが増えるほど、実際におこなうのは当然大変ですから短期しかできなくても当然とも言えます。そもそも短期間でできることなんて限られています。その期間、その時間、その頻度でできること、それ以上は出来ないという考えが必要ではないでしょうか。
続けたいと思うだけで続かない人は捨てることを考える
週に絶対に何回とか、最初から高すぎるハードルを設定をするのはやめませんか?トレーニングの内容もおこなう種目がムダに多すぎるなどして、トレーニングの1回当りの時間にかかり過ぎたりしていませんか?そのような方は、やる気はあるのですから具体的な内容などを見直すことで、トレーニングの運動がキツイという理由以外で続かなくなってしまう要因を極力減らすことが可能だと思います。
沢山おこなおうとするのではなく、最低限これだけはという目線から考えてみるほうが合理的です。でもトレーニングの頻度以外のトレーニングの内容となると、どうしてよいか分からない方もみえるかと思います。
余計なことを捨てるのはパーソナルトレーナーなどに相談してみては
ムダに イロイロなことをおこなうのではなく、優先度の低いことを捨て必要なことに絞ったり、組み合わせを工夫するこで、時間的、経済的な負担などを少しでも軽くすることが可能になります。そうすることで少しでも継続が容易になる準備をするのも大切なことかと思います。
パーソナルトレーナーを利用していただいた場合のメリットの1つが、良い意味であなたの拘りに関係なく、あなたができる範囲で客観的な立場から考えた内容でおこなえることです。トレーニングが続けたいのになかなか続かないという方で、今回の記事の内容に思いあたることがある方は相談されてみてはいかがでしょうか?