「継続」という目的のために、トレーニングを「継続」をすることが大切なわけではありません。
継続は、適切なトレーニング時間、頻度と同じくらい必要なもの
継続は、1回のトレーニングにかけられる時間、週に何回などの頻度と同じ、トレーニングのための時間についての考えです。とりあえず一定の成果が得たいのであれば、まずはある程度の期間は、決めた時間と頻度で続けることが必要になります。
トレーニングの運動を覚えるには時間がかかる
トレーニングで成果を得るためには、運動のフォームを覚えてできるようになる必要がありますが、これに一定の時間が必要です。かかる時間は個人差もあるため何週間とかは言えません。また1つの運動ができるようになることで、より強度や難易度が高い運動に進むことができます。
もちろん簡単に覚えられる運動もありますが、多くの運動はそれなり時間がかかるのが普通です。
運動を覚え、できない動きができるようになるのは最初の成果です。
その段階で体に変化を感じたり、実際に姿勢が変化したり、体の違和感がなくなったりする場合もあります。
動作の改善により成果が得られたと考えられますので、そこまで継続されたことは評価できるし自信を持って良いと思います。
ただ、この段階で筋力が向上したとか、筋肉がついた(筋肥大)かというと多くの場合はそれほどでもないはずです。
ちなみにここまでの期間は個人差やトレーニング頻度にもよりますが、2ヶ月程度かかっても全くおかしくありません。
体がトレーニングに適応するには時間がかかる
運動を覚える段階では、トレーニングをされている方が大変に感じたとしてもそれほど強度では運動をしていません。なぜなら本当に強度が高ければ、運動を覚える前ですから必然的に怪我をするような強度になってしまうでしょう。
運動を覚えたところからトレーニングは次のステップに進んでいけます。
重りを何も持たずにスクワットができるようになり、次は強度を増やすために重りを用いると使用していないときより当然大変になりますが、それも数週すると慣れてきます。この慣れを適応と言いますが、適応するまでには数週が必要なわけです。
場合によっては、重量が増えたことでフォームが崩れてしまい、少し戻ってフォームを修正したり、弱いところを補う運動が必要になる場合もあります。
成果がみえるのはそれまでの行動
トレーニングの成果は先にもらえません。
継続した結果として、その継続した期間とその間の内容に応じた成果が得られます。
そして気をつけたいのは、成果とそこに至る期間を他の人と比べずにご自身の変化に目を向けることです。
それができれば、トレーニングを続けることができるし、続けられれば変化ができます。