これまでも何回か書いていますが、トレーニングを始めて少し慣れてくると他の人がどの位の重量でトレーニングをしているのかが気になる方は少なくないように思います。単純な興味で「自分と同年代方がどのくらいなのか?」「自分の親と同じ位の人だとどのくらい」等で、ご自身のトレーニングの励みになるようであれば良いのですが、時には競争になってしまう方もいるようです。
筋力トレーニングは他人と勝ち負けを競う競技ではありません
「筋力トレーニングは競技ではない」というのを忘れずにいることは大切です。
多くの場合で重量を扱うということもあり、競ってしまいやすいこともあるのですが競争にしてはダメです。
なぜダメかと言うと
トレーニングの目的ではなかったはず!
トレーニングを始める時に、トレーニングの重量を他人と競争することを目的とされる方はいないはずです。
「筋力を向上させたい!」などの目的で筋力トレーニングを始めたのであれば、比較の対象はトレーニングを始める前の自分のはずです。
そもそも「筋力を向上させたい」と考えたのは、スポーツや生活の中で筋力不足や将来への不安を感じたからではないでしょうか?本当の目的を忘れないようにしたいですね。
怪我のリスクを高める!
重量を競うことは怪我のリスクを高める可能性があります。
トレーニングでも重量を増やすことへの意欲を持つことは悪いことではありませんが、そこに他の人との競争が入ると重量設定についてトレーニングとしては適切な判断ができなくなり、適切なフォームで実施することが難しい重量で実施することが結果として怪我につながります。
競争したいのであれば、競技に出ましょう
それでも人と比べたい人は競技にでましょう!
競技では明確にルールが決まっていますし、競争するための場が競技ですから。
トレーニングにも使用するバーベルを用いて重量を競う競技には、
「ウエイトリフティング」や「パワーリフティング」などがあり、そのような競技に出ることを目的しているジムもありますよ。