前回
筋力トレーニングは体が硬くなるからストレッチングと考えるその前に
というブログを書きました。
その中で硬くなると言っても
- 「触ると固い」「肩こりと同じような意味で固い」
- 「柔軟性がなくなる」「しなやかでなくなる」「可動域が狭くなる」
2つの意味で使われているのではないかという話をしましたが、
2の「柔軟性がなくなる」「しなやかでなくなる」「可動域が狭くなる」について書きます。
筋力トレーニングの際は可動域を大切に
筋力トレーニングの際に狙っている筋肉群でおきていることは多くの場合次のどちらかです。
- 外力と釣り合って同じ長さを保っている
- 外力に抵抗しつつ伸ばされた後に縮める力を出す
例えば下の写真
1枚目 |
重り(外力)と釣り合わずに①背中が負けて丸くなっている。 |
2枚目 |
1枚目と違い①背中が重りと釣り合い姿勢をキープしている。 真っ直ぐ立っている時より③股関節が曲がり②の太腿裏が少し伸ばされて上半身&バーベルの重さを支えている。 |
3枚目 |
2枚目と同じく①の背中は姿勢をキープ
2枚目より③で股関節を大きく曲げている ②の太腿裏の筋肉は2枚目の画像より伸ばされている。 |
この運動では、先ほど書いた1番と2番の両方の働き方を使っています。1番で上半身が丸くならないように背中の筋肉を使い、股関節が曲がることで②の太腿裏の筋肉を2番の使い方(画像では伸ばされている)をしています。
そして画像2枚目と3枚目では曲げる大きさ(可動域)が違い、3枚目の方が大きく使っています。2枚目と3枚目を比較した場合、3枚目のように可動域を大きくとるように気にすると、②の太腿裏の筋肉はより伸ばされてから縮む動きをします。
ところでストレッチングは何をしているのでしょうか?
ストレッチングしたい部位を他の人の力を借りるか、自分のストレッチングをしたい部位以外の力を使って伸ばしていませんか?
そして画像のように筋力トレーニングでは重りの力も利用してまずは筋肉を伸ばしていますよね。つまり筋力トレーニングを適切な可動域で実施することを気にしていれば、硬くなるでも「柔軟性がなくなる」「可動域が狭くなる」表現されるようなことは起きそうにないと思いませんか?
重りが重過ぎると可動域は狭くなる
注意が必要なのは重りが重過ぎると、3枚目のように可動域を大きくしよと思ってもできないことはやらなくも想像できるのではないでしょうか?筋力トレーニングとなるとどうしても重りを沢山つけたくなるの方も少なくありません。ですが体が硬くなることが気にされる方であればその誘惑に負けずに、適切な可動域で実施できるギリギリの重さまでで実施すれば硬くなるような問題は生じないと思いませんか?
可動域は分かるけど体が硬いという方は
「適切な可動域が分からない」「そもそも体が硬くて努力だけではどうにもできない」そのようにご自身のことを思っている方はその方にあった工夫や改善をしていくことが必要になります。そのような方は筋力トレーニングは体が硬くなると言わないお近くのパーソナルトレーナーを探してみてはいかがでしょうか
名古屋市昭和区・瑞穂区桜山パーソナルトレーニングスタジオGlimSC
パーソナルトレーナー:オザワ