ゴルフ向けテニス向けなどXX向きなどと言ってスポーツの動作に似せた動きのトレーニングをみると、なんだか強くなれそうな気がしている人はいませんか?
プロのスポーツ選手のトレーニングでさえ見かける
基本的な筋力トレーニングよりも心を掴みやすいのか、プロのスポーツ選手のトレーニングでさえ見かけることがあります。
そのトレーニングが適切かに関係なくプロがやっていたら正しく見えるのも当然ですよね。
私もやってみたい!
私もやってみたいとかいう気持ちになるのも当然ですよね。
でも、そんな方に向けてちょっと待ってというのが今回の話です。
プロのレーサがやっていた不思議なトレーニング
今のレース用の車は種類によってはパワーステアリングが付いていて、その場合はそれほどハンドルは重くない(回すために大きな力がいらない)ようですが、ハンドルを回す力を強くするためなのか以下の画像のようなトレーニングをしているのを以前から割と最近まで見ることがありました。
ハンドルに見立ててプレートを持つ | |
ハンドルの位置に自分の腕で支え、左右に回す |
本当の車のハンドルは自分で支える?
実際の車のハンドルは車に付いているので自分で支える必要はなくあくまで回す物ですよね?
でも上の画像のように自分でプレートを持っていると回す以外の力が必要になりますよね。
トレーニングの狙いが、
ハンドルを回す力を向上させたい!
ハンドルを回す力を向上させるというよりも、ハンドルに見立てたプレートを肩の高さに保つための筋力が向上しそうではありませんか?
もちろん、プレートをしっかり保持するためには握力や前腕部の力は必要となるため、その部分は多少は実際のハンドル操作にも関係があるのかもしれませんが、実際のハンドル操作に要求される能力とは違うのではないでしょうか?
見た目は似ていても力の働きが違う
形は似ていても実際と力の働きが違います。
ゴルフ、テニス、野球、サッカー、どんなスポーツでも良いのですが、重いボールを使ったり、スイングに抵抗をかけたりすることは、本物の動きとは力の働き方は違うということは理解されておいた方がよいですよ。
あくまで
似ている=違う(本物ではない)
です。
似ている運動をする位なら競技の練習を
似ている動作に時間を費やすのなら、
本当の動作=練習
を沢山した方がいいですよ。
XX向けと称して、それが動作を似せたトレーニングには時間を費やすのはもったいないですよ。
名古屋市昭和区・瑞穂区桜山パーソナルトレーニングスタジオGlimSC オザワ