少し前に、名古屋ウィメンズマラソンと名古屋シティマラソンに参加された方の、お疲れ様会に参加させていただきました。早くも来年のことを考えてみえるようでした。
大会が終わってからまったく走っていない、まだまだ大会を残している、大会には関係なくコンスタンとに走っている方などさまざまかと思いますが、故障のリスク低下やランニングのスピード向上のために、屋内での筋力トレーニングなどはいかがでしょうか?という話です。
筋力トレーニングでランニングの足りない、マイナスな部分を補う
屋内での筋力トレーニングのメリットをいくつか上げてみましょう。
- 膝・股関節などの故障のリスクを筋力トレーニングなどで低減できる。
- 筋力の向上などは、ランニングスピードの向上に役立つ可能性がある。
- 天候に左右されない。
- 日焼けなど気にしなくてよい。
こういったところが、筋力トレーニングとそれが屋内でメリットとして考えられると思います。
最初の2つ、筋力トレーニングを取り入れるメリットを考えてみます。
1.膝、股関節などの故障のリスクを筋力トレーニングなどで低減できる
ランニング時に傷害につながるクセは、筋力トレーニングの際にもあらわれます。そうしたクセが生じる原因となる筋力や柔軟性の低い部位を強化したり、適切ではない動作自体を改善できます。瞬間的な動作が連続するランニングと比べ、筋力トレーニングでは1回1回の動作を確実に、回数も10回前後とランニングに比べたらはるかに少ない回数を繰かえします。ご自身でコントロールができるスピードと負荷からはじめることで、改善を助けてくれます。また、トレーニングの際の関節の可動域はランニング時より大きく動かせます。このことも、柔軟性の維持や向上に役立ち身体にとってよい働きがあります。
2.筋力の向上がランニングスピードの向上に役立つ可能性がある
適切なフォームの筋力トレーニングにより筋力を向上させることは、ランニングスピードの改善にも役立つと考えられます。筋力そのものを向上させるのは、ランニングよりも筋力トレーニングというくらいですから、筋力トレーニングのほうが効率がよいです。また、ランニング時に必要な脚を動かすしくみの改善にも役立つと考えられます。(だから、筋力トレーニングでもフォームが大切なのですが。)
ランニングを長く、他の趣味なども楽しみたい方にメリットが
マラソンもブームというよりは、すっかり定着しているのかと思いますが、走ってみたものの、故障により続けられなくなってしまったり、故障をいつもかかえている方も少なくないかと思います。もちろん、余暇の時間を全てマラソンに費やしたい方には何もいえませんが、他にも運動に限らず趣味や仕事があり、ランニングもされていると思います。ランニングは色んな意味で手軽にはじめられますが、身体に対するリスクも少なくないです。種類の違う運動を取り入れることが、健康的な身体を維持し、他の趣味やランニング長く楽しむためにも役立つと考えます。
ここからは、天候など屋内でできるメリットを。
3.屋内のため天候に左右されない
トレーニングのスケジュールが天候に左右されないのは、いつでも練習ができるわけではない人にはメリットとなるのではないでしょうか?まちろん、実際に走る練習ができるわけではありませんが、普段、座り仕事などで身体をあまり動かさないで済んでしまう方には、身体を動かす機会としてランニング以外の選択枝があるのはよいのではないでしょうか?
4.日焼け、気温の高さなどを気にしなくてよい
日焼けも気にしなくてよいですし、夏の暑さも関係がありません。冬におこなわれる大会に年1~2回参加される方が夏の暑い時期に、無理して沢山走るメリットはあまりないと思います。夏の間は、日が落ちて少しでも涼しい時間に短時間の練習のみで、室内で不足している筋力や柔軟性を向上させて、涼しくなってから走る身体の準備に時間を使うというのも考えかたの1つだと思います。
お手軽だからはじめたランニングのために他のことまではじめるのは、少し違うのかもしれませんが。。。
ランニングを続けるために、他のこと(筋力トレーニング)をはじめると考えると、何か違うのかもしれません。でも、ランニングにこだわりがないのであれば、ランニングをはじめる前より、他の運動を取り入れる敷居は下がっているのではないでしょうか?
時間的に他の運動を取り入れるのが難しいかもしれません
ランニングに割いている時間の1部を他の運動を取り入れ、大会などのある時期、気候などの変化にあわせて、その比率を変化させると、いまよりバランスが取れると思います。夏の暑い、不必要に身体に負担のかかる時期に無理する必要はないのでは?と思います。
まとめ
今回の記事は、特にパーソナルトレーニングを利用ということではなく、特に故障に悩まされていたり、故障が当たり前になってしまっている方に、ランニング以外の選択がランニングにも役立つということを知っていただきたくて書きました。ちなみに、オザワもフルマラソンを何回か走ったことはありますよ。