今回は「少しずつでも向上したい」「できるだけ長く活動的に行動したい」と考えてトレーニングをする人に、特に読んでいただきたいです。
パーソナルトレーナーは適切なフォームの大切さを強調しますが、正直な話、腰、膝が痛いなど、体に不安がない方は、多少フォームが悪くても強度が低かったり回数が少なければ問題なく運動ができてしまいます。ほぼトレーニングの経験がない方の場合は、大変には感じても絶対的な強度が低いため、すぐに怪我につながるようなこともおきにくいでしょう。
トレーニングの成果についても、比較対象が何もしていない自分に対してですから、何らかの運動を継続しておこなえていれば、始める前より動けるようになったとかは感じることができると思います。見た目であれば、もっと分かりやすい反応が出るかもしれません。
そして、パーソナルトレーニングを利用しても同様のケースがあるかもしれません。
2ヶ月だけを考えるなら適切なフォームはいらないかも
特に2ヶ月程度の短期集中で成果を出さなければならないような場合は、基本である適切なフォームを覚えることを重視するよりも、とにかく怪我をしない程度に動いてもらった方が2ヶ月での成果は出るかもしれません。短期集中の場合は、体の使い方など動作の改善というよりは、見た目の改善を目的とされるケースが多いと思いますので、2ヶ月という期間と目的に対して効率を考えれば間違っているとは言えないかもしれません。
それって本当に限界?
ところで、こ自身でトレーニングを続けている方で「怪我が怖くてこれ以上は、重りを増やせない」「もう年だからこれくらい」と言っているのを聞いたり、あなた自身が感じたりしたことはありませんか?
そのように感じるのは、初心者だった頃や今より若い頃は、トレーニングの強度も低くか少しの無理ができる体であったからできたことが、できなくなったきたからそのように感じるのだと思います。でもそのように感じるのは、適切なフォームやプログラムでおこなうことをしてこなかったからとは考えられないでしょうか?
少しでも長く向上したいなら
もしあなたが、「少しずつでも向上を続けたい」とか「長く元気に生活したい」と考えのもとで、トレーニングをおこうのであれば、3年、5年、10年のスパンのためにトレーニングの最初の数ヶ月をどう使うかを考えてみるのも良いと思います。それは少しでも早い方がよく30代後半くらいからは、そのような視点からトレーニングを始めていただくと良いのではないかという提案でした。