パーソナルトレーナーと利用する方の関係は、トレーニングを「指導する側・される側」という立場以上の意味はないのが健全な状態だとおもいます。ただ、「指導する・される」という関係から、上下や依存するような関係性を作ってしまうパーソナルトレーナーもいるようです。
そのような視点から、こんなパーソナルトレーナーにはご用心という話です。
パーソナルトレーナーが具体的な方法ではなく精神的な領域に
トレーニングの場では、パーソナルトレーナーの指示に従って運動などをしていただきますが、利用されている方がいつもその指示通りに出来るわけではありません。指示通り出来ないのは問題ではなく当たり前で、その出来ないことを出来るように導いていくことが、パーソナルトレーナーが本当に必要とされる場面だと考えます。
指示通り出来なかった時のパーソナルトレーナーの対応に現れる
指示通りに出来なかった場合、指示の仕方、運動の種類などを修正し、利用されている方がやる気を下げずに理解し、少しでも「出来る・頑張りやすく」する具体的な方法である必要があると思います。
ところが、このようなシーンで直ぐに精神的な面に頼るようなパーソナルトレーナーはいないでしょうか?
”ただ追い込む”ことが”指導をしている”のような関係に
ただ”追い込む”とは、具体的な改善の方法などで導くのではなく、精神的にも”追い込む”ようなことを手段とし、熱心に指導をしているように見える状況です。
真面目に取り組む人ほど気が付きにくい
利用する人の多くは”真面目に、自分では甘えが出る”のでパーソナルトレーナーを利用してトレーニングを頑張ろうと考えていると思います。そのような前提があることも出来ないのは自分のせいと考え、本来は指導と呼べないような”追い込み”を熱心に教えてくれていると考えてしまう要因になっているように思います。
そして、このような行為をしているパーソナルトレーナーやスポーツのコーチの多くも、残念ながら決して悪いことをしているとは考えていません。
このような背景から、
利用している方はご自身の利益にならないにも関わらず熱心に教えてくれるからもっと頑張らないと考え、パーソナルトレーナー、コーチも寄り添って励ましているようなつもりになるという、第3者から見たら健全といえない「何をやっているの?」という関係になっていく可能性があります。
初期はそれでも何らかの成果は出る
このような関係性でも、トレーニングの経験のない方がトレーニングを始めた場合、頑張っているので何らかの成果が出るのことも問題をややこしくする要因の1つだと思います。
利用する方が防げる方法は、頑張る前に”なぜ?”と質問する
話をしてばかりでは体は変わりませんが、
- やってみて疑問に思うことがあった
- 体に不安を感じたら
パーソナルトレーナーを最初から疑う必要はありませんが、シンプルに分からない・不安なことは遠慮せずに、質問をしてください。
質問に対して、頭か体を動かすことで、理解できるたり、不安が解消されるような指導が受けられるかがポイントになります。
トレーニングは諸々分かった上で、最後は気合!も必要なことも確かですが、そのような手順を踏まずに、”追い込む”という手段を、パーソナルトレーナーが用いてきた場合は早めに距離をおかれることをオススメしますよ。なかには、意図的に追い込むことで支配関係を作っている人もいるようですのでお気をつけください。