トレーニングを続けることが出来るようになり成果も得られていたのに、何らかの事情でしばらくの期間トレーニングをすることができず、せっかく得られた成果が失われていくように感じて焦る。
そのような状況でトレーニングを再開した際、焦って取り戻そうとする気持ちは理解できます。
ですがそんな時も、焦らずに少しずつ元に戻していくことをオススメします。
その理由は3つ。
- 体は急に負荷を増やしても対応できない
- フォームなど重要な点を忘れている可能性が高い
- 慌てなくても元のレベルに近いところ迄で時間はかからない
上記の3つから考えてみましょう。
体は急に負荷を増やしても対応しきれない
取り戻そうとして中断前と同等以上の量でやろうとする人もみえるようですが、それは間違いです。
しばらく休んでいた体に、負荷を増やしても色々な面で対応しきれません。
1番分かりやすいのは
必要以上の筋肉痛!
1番分かりやすく間違いを体感できるのは必要以上の筋肉痛。
「筋肉痛の酷さ=成果の大きさ」ではないので、趣味としてトレーニングをされている人であればそれも本望?かもしれませんが、健康のための活動の1つとしてトレーニングを取り入れている方や、アスリートにとって利益となることはないと思います。
筋肉痛で済めば良い方?で怪我などのリスクも高くなるため、急に元の負荷やそれ以上にしようとすることは絶対に避けましょう。
フォームなど重要な点を忘れている
ブランクがあると、筋力トレーニングであればフォームなど重要な点を忘れている可能性が高いです。頭では分かっているつもりでも、本当に気をつけたり意識する必要がある点が抜けてしまうのはよくあることです。続けてやっていた時は無意識で出来るようになっていたことが出来ていないということも生じやすいです。
フォームなどを基礎的なことを確認しながら少しずつ元のレベルに戻していくことをオススメします。
慌てなくても元のレベルに近いところまでは時間がかからない
そもそも慌てなくても元のレベルに近いところに、それまでやってきた期間から比べるとたいした時間はかかりません。
中断した期間にもよりますが、1〜数ヶ月で元のレベルに近いところまでは戻るはずです。
(病気などによる中断以外は)
その数ヶ月を長いと感じるケースもあるかもしれませんが、体の適応していく速さは気合いだけではどうにもなりません。そしてトレーニングを続けていくつもりであれば、後から振り返ればそれほど問題になることはないはずです。
まとめ
トレーニングの内容を変える時は、「少しずつ・段階的に」が基本です。
中断して再開した時もそれは同じです。
そして、そもそも元のレベルに近いところまではあまり時間がかかりません。
慌てて量を増やすのはデメリットしかありませんよ。