スクワットは膝に悪い?
そんな話題をネットやSNSでもまだまだみることがあります。
なぜこれだけ多くの人が名前を知っていてずっと前からある運動なのに、悪い、悪くないというような話になっているのでしょうか?
あらためて考えてみました。
悪いのは適切なスクワットの方法が認知されていないこと
結論から言えば、スクワットは悪くありません!
悪いのは適切な方法が認知されず、多くはスクワットのような運動でおこなわれていることです。
- 適切にできる難易度に調整する
- 膝など関節に不要な負担をかけない適切なフォーム
この2つを押さえて適切におこなわれていることが、スクワットに限らず健康のためのトレーニングとしておこなわれる運動に必要です。
膝など関節に不要な負担をかけない適切なフォーム
関節に不要な負担をかけないことが大切です。
関節の動く方向と可動域を考慮した適切な動きをするフォームでおこなうことです。痛めてしまうケースの多くはこれが原因です。
個人の身体能力に合わせて難易度を適切に調整する
関節に不要な負担をかけない適切なフォームでおこなうためには、個人の身体能力に合わせて難易度を適切に調整する必要があります。
あなたが、SNSやTVなどで正しいフォームとしてみたフォームが正しいとしても、今のあなたに適切であるとは限りません。正しいフォームの真似をして大切なポイントを完全におさえてコピーができればよいのですが、ポイントを間違える、身体能力に不足がある場合、なんとか真似をしようとする無理が、関節に不要な負担を与える動きになります。
調整する方法は、手すりにつかまる、イスを使う、しゃがむ深さ、足幅、腕の位置、適切な重量の重りを使うなど、その人に合わせて色々な方法があります。
スクワットはあくまで手段の1つ
スクワットをすることを目的としてしまうと、今回書いたようなミスをしやすくなってしまうと考えます。スクワットを役に立つものにするか悪くするかはその人次第と言えると思います。
別の運動を選択することも
多くの方は、スクワットをすることが目的ではなく、スクワットをすると得られる効果のために運動をしているはずです。それであれば、スクワットに拘るのを1回忘れて、まずは別の運動から始めた方が効率が良い場合もあります。
あくまでスクワットは手段の1つと考えてください。
少しやってみて関節に違和感を感じた場合は直ちに中止して、適切なアドバイスをしてくれるパーソナルトレーナーなどに相談してくださいね。