運動のフォームって大切そうだと認識し、実際にやってみると大きく分けて2つのタイプであらたな悩みが生じるかもしれません。
- だいたいは出来ていると思うけれど、本当のところは分からない
- どうやっていても出来ない、もしくは出来ているようには思えない
それぞれのケースどうしたら良いのでしょうか?
前提として自分が適切なフォームでできているかをご自身で見るためには、動画を撮影して客観的に見ることをオススメします。運動中の感覚である程度は分かるようになるのは、できているという経験をしてからでないと難しいと思います。
Aの「だいたいは出来ていると思うけれど、本当のところは分からない」の方の場合は、
気にしなければならないポイントが理解できているか
このような悩みを持つということは、適切なフォームという情報をYouTube、本、TVなどで知って、その通りやってみた結果として、体が痛いとか不都合もないけれど、その通りに出来ているか分からないという状況だと思います。その上で不安が生じるのは「気にしなければならないポイントが明確でない」からだと思います。何が大切で気にする必要があるのかが分かっていないと、撮影した動画を見て判断もできませんよね。
パーソナルトレーナーなどを利用してマンツーマンで運動をされていれば、「いいですね!」「ナイス!」など、褒めてくれた時とご自身の感覚が一致していれば、このような不安を感じることはないかと思います。時には褒められてもピンとこない場合もあるかもしれませんが、繰り返しやってそのフォームが定着してくる頃には、適切でないフォームとの差がよく分かるようになると思います。
情報源や指示に問題がある場合も!
ただ、参考にした情報源(パーソナルトレーナーを含む)の指示が適切でなければ、気にしようがないという場合もあります。
よくある悪い例が、
スクワットで「膝がツマ先より前に・・・」のよいな指示
この点については過去にこちらで書いています。
スクワット、「膝をつま先より前にださない」ではなく本当に考えたいこと
https://www.glimsc.com/thinking/733/
これは、そもそも指示が適切ではないのでどうやってもピンとこないと思いますし、体型によってはどうやってもできない可能性もあります。
マネをしても、自分の都合の良いマネに
マネをするにも気にするポイントが明確でないと、マネをするうちにマネしやすいように都合の良いフォームが変わってしまうと思います。またポイントを間違えた場合は、絶対に適切なフォームになることはないでしょう。
適切なフォームでできるように、気にするポイントが適切であることが大切で、そのようなポイントを更に個人に合わせて表現を変えたりするのもパーソナルトレーナーの役割です。
せっかくトレーニングを頑張っているのに「フォーム迷子」になってしまった場合は、適切なポイントを教えてくれるパーソナルトレーナーを利用してみてください。
Bの「どうやっていても出来ない、もしくは出来ているようには思えない」のケースについては、あらためて別の記事で書きますね。