体力不足を感じて、パーソナルトレーニングに限らずトレーニングをしようとされる方、またなかなか向上しないと感じている方に読んでいただきたいです。
このような悩みを持つ方は、トレーニングだけではなく食事の量が多くならないように気をつけていらっしゃる方が多いです。ご自身の体を体重、見た目についてどのように認識していたとしても、パーソナルトレーナーの立場から客観的にみた場合、そもそも体重が少な過ぎの方が少なくありません。
体力が全て筋肉で表されるわけではありませんが、
体力≒筋肉量
そして
筋肉量≒筋力
として話を進めます。
体力(筋肉)をつけたいのであれば、体重が増えることを”1回”許してみましょう
体重と筋肉量、そして体重と日常で扱う物との関係で考えてみましょう。
体脂肪率が同じで、体重が違う2人で比べます。
Aさん:体重50kg
Bさん:体重55kg
AさんとBさんでは、体重が多いBさんの方が
筋肉量も多い≒筋力が強い
と考えられます。
そんな二人が、ドラッグストアでもアマゾンでも構いませんがミネラルウォーターを箱買いしました。アマゾンで頼んでも最後は自分で運ぶ必要があるでしょう。
2人に届くミネラルウォーターの重さは、2Lの6本入りであれば、1箱の重さは約12kgです。(箱とペットボトルの重さはほぼ無視)
Aさん:12kgのミネラルウォーターは体重の24%
Bさん:12kgのミネラルウォーターは体重の21%
同じ12kgのミネラルウォーターですが、相対的には55kgのBさんの方軽いです。
これだけをみれば小さくみえる数字かもしれませんが、日常の全てにこうした違いが生じます。チリも積もればではないですが、このような違いは、体力不足を感じている方にとっては大きな違いになるかもしれないと想像できませんか?
筋肉は食事が足りていないと増えない
シンプルに今の食事では変わらないと考えると良いケースがほとんどです。とはいえ、まずは無理に沢山食べるというよりも、このタイプの方は腹八分目のように食事の量も普段から気にされている方が少なくありません。そのこと自体は間違いではないと思いますが、実際は腹六分くらいしか摂れていないと思います。ですから無理にたくさん食べるというよりは、我慢をされていたり1口気にして残している分を食べてみることから始めてみるといいと思います。
プロテインなどを飲まれるのは悪くありませんが、基本的な食事が摂れている前提での補助食品だということを忘れないようにしたいですね。