今回はパーソナルトレーニングではなく、ご自身でトレーニングを始めたばかりの方、そして少し慣れてきた方に、ホームジムも含めてジムで気をつけて欲しいことを書きます。
運動のフォーム、重量、回数などの前に大切なこと
トレーニングの方法については、その方の経験に応じて少しずつ覚えていけばよいと思いますが、トレーニングの方法の前に大切なことがあります。
怪我をしない、させない!
ポイントは、自分だけではなく、他の人を危ない目に合わせないことが大切です!
トレーニングの運動中はもちろんですが、トレーニングのためにジムにいる間に「怪我をしない・させない!」が、とても大切なことです。トレーニングエリアには扱いを間違えると、簡単に怪我ができる器具が並んでいるという意識を持ちましょう。
危険なのは運動の直前・直後、器具の取り扱いの間違い
運動中は集中していて、少し慣れた人よりも初心者の方の方が色々慎重に実施されると思います。ですから明らかに無理な重量で適切でないフォームで続けない限り、大きな怪我に至るようなことは少ないと思います。
怪我をする、怪我につながるミスを犯す可能性が高いのは、集中が途切れた運動が終わった直後や休憩中、次の運動の準備の時です。(これはある程度の経験がある方は、ヒヤリとした経験があると思いので分かると思います)
運動の直前!
バーベルやダンベルなどの器具に触っていない状態から、担いだり、手で持ったりしてスタートポジションを作りますが、この課程も気をつける必要があります。
例えば、ラックにセットしたバーベルを外すとき
- NG
バーベルに対して体が離れている、下に入っていない。
- OK
バーベルに対して体を近づける、下に入る。
この点に気をつける理由は、腰を痛めたり、バランスを崩して転倒などのリスクを減らすためです。
画像のようにバーベルだけとか軽い重量であれば、NGのパターンでおこなっても「怪我なんかする?」と思われる方もみえるかと思いますが、こういったトレーニングの運動前後の動作は慣れてくるほど何も考えずにおこなってしまいがちです。リスクが元々小さいときから習慣にしておくことが大切です。いざ重量が重くなってきた時に不用意にNGのパターンの動作をおこなった場合、「あっ」と思った時にはもう遅いです。
今回はここまで。
続きは
特にトレーニング初心者の方がジムで怪我をしない・させないために気をつけてほしいこと(その2)
パーソナルトレーニングを初心者の方が受けていただく利点は、トレーニングの運動だけではなく、このようなところも覚えることができます。もし、このような安全面に関わる点を最初に教えてくれない場合は考え直した方が良いかもしれません。